人民網日本語版 2022年5月24日(火) 14時50分
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新型コロナウイルスの流行中、「クラウドモデル」が徐々に盛んになり、オンライン配信ライブがとりわけ人気を集めている。
新型コロナウイルスの流行中、「クラウドモデル」が徐々に盛んになり、「クラウドシアター」や「クラウド公演」などのオンライン演出が機運に乗じて登場し、中でもオンライン配信ライブがとりわけ人気を集めている。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが伝えた。
ここ2日間、歌手のジェイ・チョウ(周杰倫)が数年前にオフラインで開催した2回のライブが改めてネットで配信され、大きな注目を集めた。
関連のプラットフォームのまとめた統計では、この2回の配信ライブを視聴した人は延べ1億人に迫り、ネットで配信されたライブの視聴者数の記録を更新した。業界関係者は「ここ2年ほど、オンラインコンサート市場のブームが続いている」との見方を示した。
ライブ業界の専門家の彭超(ポン・チャオ)さんは、「感染症が原因で、たくさんのオフラインのライブ・コンサートが開催できない。モバイル端末の普及に伴って、スマートフォンやタブレットを通じて、オンラインのライブ・コンサートを見ることがごく当たり前のことになり、大々的に普及もした」と述べた。
ここ2年近くの間に、複数のオフラインのパフォーマンスを中心とする芸術の表現形態が続々とクラウドに移行し、演出業界の各部分も模索を繰り返して、芸術市場に多くの新しい変化をもたらした。
深セン市の保利劇院の責任者は、「感染症が発生して以来、うちの劇場ではオンラインへのモデル転換を試みてきた。これまでにコンサート、新劇、ダンスなどの公演250回以上がクラウドに移行して行われた」と振り返った。
劇場だけではなく、演出家や俳優など演出業界を構成する各部分も、感染症の中でオンラインへのモデル転換を模索し続けている。
天津人民芸術劇院の一級俳優の劉景範(リウ・ジンファン)さんは、「以前当劇場で上演した多くの定番演目をすべて選び出して、オンラインで配信したところ、視聴者から非常に大きな反響があり、延べ10数万人が視聴した演目もあり、成果は上々だった」と述べた。
オフラインからオンラインへのモデル転換では、技術的手段の不断のイノベーションが必要で、視聴者の「体験感」を増強するために、今は各種のオンラインパフォーマンスはいずれも仮想芸術(VR)技術などを利用して、視聴者にオフラインでの雰囲気により近い一層リアルな世界を提供しようとしている。
中国演出業界協会の潘燕(パン・イエン)事務局長は、「たとえばクロスリアリティー(XR)技術の応用などでは、オンラインの視聴者にオフラインと全く異なる舞台を見せることが可能だ。360度の自由な視点の技術の応用や、クラウド桟敷での鑑賞モデルなど、一部の新たなモデルが次々に生まれている」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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