中国人男性が2.03秒でピラミッド型ルービックキューブのアジア記録を更新―中国メディア

人民網日本語版    2022年5月20日(金) 21時50分

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広東省深センでこのほど、孫葉芃さんが平均タイム2.03秒で、世界キューブ協会のWCAピラミッド型ルービックキューブの早そろえアジア記録を更新した

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広東省深センでこのほど、孫葉芃(スン・イエファン)さん(20)が平均タイム2.03秒で、世界キューブ協会(WCA)のWCAピラミッド型ルービックキューブの早そろえアジア記録を更新した。同記録が更新されたのは約3年ぶりだった。

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孫さんは子供の時に「二分脊椎症」と診断された。「二分脊椎症」とは、先天的に脊椎骨が形成不全となって起きる非常に珍しい神経管閉鎖障害の一つで、その割合は1000人に1人といわれている。孫さんは生後60日目に最初の手術を受けた。そして、同じ年ごろの子どもが公園で遊んでいるような5歳までに、大きな手術を4度受けた。しかし、大好きなルービックキューブの練習を積み重ね、さまざまな大会で優勝や準優勝してきた。そんな孫さんは取材に対して、「ルービックキューブをしていると自然と満足感を覚える。時間をかけて一つの事に打ち込むのも大好き」と話した。

孫さんは2016年にルービックキューブを始め、2017年から大会に出場するようになり、これまでにWCAの大会で21度優勝した経験を誇る。

孫さんは、「二分脊椎症なので、手の動きに一定の影響がある。僕の手の動きは、普通の人よりぎごちないこともある。でも、練習を通して、手の動きはかなり高いレベルのスピードになった。天賦の才に恵まれた人とは比べものにならないが、ほとんどの人の平均レベルよりは優れていると思う。困難に直面しても、進んでチャレンジしている。努力することは、しないことより必ず良いはずだ。真面目に向き合い、努力し、良い結果を出すというのは、多くの人が想像しているほど難しいことではない」と話す。

「変えられることは、勇気をもって変え、変えることができないことは、心を広くして受け入れる」という孫さんのモットーを、多くの人がリスペクトしているほか、孫さん自身の価値を見出し続ける原動力となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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