Record China 2022年5月19日(木) 11時30分
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18日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ロシアの政治学者が「中国もロシアにとって真の盟友ではない」と発言したことを報じた。写真はロシア。
2022年5月18日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ロシアの政治学者が「中国もロシアにとって真の盟友ではない」と発言したことを報じた。
記事は、先ごろ行われた世論調査で中国国民の大部分が「ウクライナ紛争でロシアを支持することは、中国の国益に合致する」と答えたことを紹介しつつ、ロシアメディア・プラウダが16日「ロシアの政治学者であるAndrei Susdalzew氏は、中国は必ずしもロシアの盟友ではないと見ている」と報じたことを伝えた。
そして、同氏がプラウダに対して「中国はわれわれの支持に慎重になっている。反対しているわけではないが、われわれを支援もしない。(今回の紛争で)われわれが勝利すれば、中国はこちら側に立つだろう。しかしわれわれが負けたなら、特に惨敗を喫した場合には、中国はロシアの分割に参加することだろう」と述べるとともに、習近平(シー・ジンピン)国家主席が紛争勃発後にロシアを訪れていないことを挙げて「われわれには盟友はいないと確信すべきであることを、事実が証明している」との見解を示したと紹介している。
また、ロシアの元将校で軍事専門家のミハイル・ホダレノク氏も17日にロシア国営テレビの番組に出演した際に、中国を名指ししなかったものの「われわれは完全に政治的に孤立している。われわれは認めようとしないが、実際のところ全世界がわれわれに反対している。われわれはこの局面から脱しなければならない」と述べたことを伝えた。
さらに、中国の駐ウクライナ大使を務めた経験を持つ高玉生(ガオ・ユーション)氏が先日開かれたシンポジウムでウクライナ紛争と国際秩序に与える影響について分析した際に、ロシアにはすでに敗北の兆候が見えていると発言、中国系メディアが報じるもほどなく削除されたとも伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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