人民網日本語版 2022年5月13日(金) 14時0分
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中国では現在、南方エリアは豪雨、北方エリアは過去最低気温になっている。
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南方エリアに属する広東省の多くの地域ではここ数日、豪雨や集中豪雨に見舞われ、河川3本の水位が警戒水位を超えているほか、一部の地域では、50年に一度の降水量となっている。一方、北方エリアでは5日に「立夏」を迎えたものの肌寒い天気が続いており、山西省や河北省、内モンゴル自治区といった地域の今後4日間の気温はここ30年で最低になると予想されている。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
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■ここ10年で最も早い大雨オレンジ警報発令
中国中央気象台は11日午後6時に、4段階のうち2番目に深刻なレベルの大雨オレンジ警報を発令した。同日午後8時から12日午後8時までの24時間、広西チワン族自治区のほとんどの地域や広東省などの一部の地域で大雨となると予想されている。うち、広東省の中部や広西チワン族自治区の東部などの一部の地域では豪雨となり、局地的に集中豪雨となる可能性がある。大雨オレンジ警報は今年初の発令で、ここ10年で最も早い時期での発令となった。
また、13日から14日にかけて、中国西南エリアの東部や江南エリア西部、北部といった地域でも中程度の雨から大雨になり、局地的に大雨となると予想されている。一時的に雨足が強まり、雷や強風を伴う可能性もある。
■北方エリアは肌寒い日続く
5月1日のメーデーに合わせた5連休も終わり、夏服への衣替えをしたり、クーラーのリモコンのセットをして夏を迎える準備をしたりしているという人も多いかもしれない。しかし、寒気が相次いで流れ込み、北方エリアは5月にもかかわらず肌寒い日が続いている。黒竜江省北部や東部、吉林省東部、遼寧省北東部、山西省中部といった地域では12日午前5時の気温が11日の午前5時に比べて、4度から10度も下がった。
中央気象台の首席気象予報士・張涛(ジャン・タオ)氏は、「中国全土の国家気象ステーション約2000カ所のうち、約170カ所で 5月上旬のある1日の最高気温が観測史上で最低を記録した。つまり、これら地域では観測史上最も寒い5月上旬となっていることだ。16日と17日に、寒気が華南エリアに停滞して、暖湿流と衝突するだけでなく、その勢力を上回って南海のモンスーンや暖湿流を南海エリアまで押し戻すことになりそうだ」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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