Record Korea 2022年5月3日(火) 8時20分
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世界4位の人口大国で、ASEAN市場の「戦略的要衝」とされるインドネシアの自動車市場で、現代自動車が躍進を見せている。写真はジャカルタ。
世界4位の人口大国で、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場の「戦略的要衝」とされるインドネシアの自動車市場で、現代自動車が躍進を見せている。5月1日、韓国メディア・韓国経済が報じた。
現代自動車のインドネシア販売法人によると、3月31日からジャカルタで開催中の「2022 IIMSモーターショー」で「アイオニック5」を公開して以来、4月27日の時点で事前契約台数が1587台に達した。これは昨年のインドネシアにおける電気自動車の年間総販売台数(693台)を2倍以上上回る台数だという。
現在インドネシアの自動車市場では、トヨタやホンダなどの日本車が95%のシェアを占めるが、電気自動車については「アイオニック」や「コナ・エレクトリック」などの現代自動車製品が87%を占めている。
現代自動車グループのチョン・ウィソン会長は3月、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領も参加した現地工場の竣工式で、「インドネシアは現代自動車の未来モビリティー戦略の核心拠点だ。インドネシア工場は、インドネシアの未来産業の主軸を担う電気自動車の分野で重要な役割を果たすだろう」と語った。
現代自動車にとっては、インドネシア政府が積極的に電気自動車への転換を進めたことも好材料になった。インドネシア政府は現地で電気自動車を生産する会社が部品や人材活用の面で条件を満たす場合、部品輸入の際の関税や贅沢(しゃし)税(15%)を免除するなどの優遇措置を認めている。官用車などは2030年までに毎年1万台以上を電気自動車に変更し、50年からは新車の販売は電気自動車のみ認める意向だという。
現代自動車はLGエネルギーソリューションと手を組み、インドネシアにバッテリーセル工場も建設中とのこと。合弁工場が完成後の24年上半期中に清算を開始する予定で、ここで生産されたバッテリーセルは、インドネシアをはじめASEAN市場で販売される現代自動車グループのさまざまな電気自動車に搭載される計画だという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「現代自動車もLGもファイト。労組のない所で成功してほしい」「うれしいニュース。こうして日本の拠点を少しずつ崩していって」「電気自動車での東南アジア攻略戦略がついに実を結んだんだね」「今後も電気自動車が世界的に増えていってほしい」など、応援の声が多く寄せられている。
一方では、「日本のメーカーは世界最高の品質を誇るから、本気を出せば電気自動車でもあっさり現代自動車に勝てそう」「電気自動車のみの話?。あんまり意味がないね」「何百万台も売ってから言って」「何年もつかな」など、冷ややかなコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山)
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