日本はもちろん中国にも劣る韓国の技術競争力、原因は?=韓国ネット「政府が足を引っ張っている」

Record Korea    2022年3月30日(水) 6時20分

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28日、韓国・ヘラルド経済は「韓国は世界的にも膨大な予算を研究開発につぎ込んでいるにもかかわらず、技術の質的競争力は日本はもちろん中国にも劣る」と伝えた。資料写真。

2022年3月28日、韓国・ヘラルド経済は「韓国は世界的にも膨大な予算を研究開発(R&D)につぎ込んでいるにもかかわらず、技術の質的競争力は日本はもちろん中国にも劣る」と伝えた。

韓国経済研究院の報告書によると、20年度の韓国の国内総生産(GDP)に対するR&Dの比率は4.81%で、経済協力機構(OECD)加盟国中2位だった。R&D費は約93兆ウォン(約9兆4353億円)で5位となる。

しかし大規模な費用投入にもかかわらず、13~17年に韓国特許庁に登録された特許のうち、優秀特許は民間R&Dによるものが7.9%、国家R&Dが5.4%にとどまっている。同じ期間、米国特許商標庁に登録された優秀特許の比率はドイツ28.9%、日本21.8%、中国12.3%、米国連邦11.2%、韓国政府8.9%となっている。また、韓国の公共研究所および大学の技術移転率は30%台にとどまっており、15~19年には38.6%から36.0%に下がっているという。

韓国経済研究院は「技術保護中心の規制から技術取引活性化支援策へと、政策を転換させる必要がある」と主張。「韓国内の大企業が必要な技術を購入しようとしても、国内では技術保護が強調される雰囲気で、技術取引が実現できない」と説明している。また「グローバルサプライチェーンの再編に対応するためには、技術取引の活性化に向け、まず国内サプライチェーンの強化が急がれる」としている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「日本も中国も、政府が自国の大企業をサポートしているが、韓国政府は大企業のトップを刑務所送りにしたり、相続税をむしり取ったり、足を引っ張ってばかりいる」「財閥が中小企業の技術を盗むケースが多すぎるから、こういう副作用が現れる」「韓国は論文のための論文、特許のための特許、つまり研究費の獲得や卒業のための研究をしているのであって、真の研究など行われない生態系なんだよ」「研究費支援をたくさん受けることが目的の研究をしているんだから、成果がでるわけがない」「国が支援金を出しても、ずる賢い連中が中間で搾取してしまう。実質的な研究費では優れた成果が出るはずがない」「韓国という国は思っていた以上に中身のない国だということを文在寅(ムン・ジェイン)大統領が教えてくれた。ワクチンや治療薬を韓国が作るのだと、K-防疫だと威張っていた時、国民もきっとそうなると期待していたけど、結果はご覧のとおりだ。何かをする時には、己の力量がどれほどなのかをまず見極める必要がある」「基礎科学のレベル、知的財産権、通貨価値、全てにおいて日本にはまだまだ追いつかない。クッポン(極端な愛国主義)に陥っていては、自分たちも気付かないうちにモンスターとなってしまう」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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