Record China 2022年3月11日(金) 17時20分
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元サッカー選手のデイビッド・ベッカム氏がウクライナへの支援を呼び掛けたことに、中国のネット上では賛否の声が上がっている。
国連のユニセフ親善大使を務めるベッカム氏はこのほど、自身が設置した基金を通じてウクライナの子どもたちに100万ポンド(約1億5900万円)を寄付した。また、インスタグラムを通じて「母親たちは子どもを連れて逃げることを余儀なくされた。子どもたちはベッドを失い、一夜にして難民になった」とし、「ユニセフの活動を支援し、できる限りの寄付をしてください」と呼び掛けた。
中国のネット上ではウクライナを「ナチス」などと非難し、ロシアの侵攻を支持する声が多数を占めており、ベッカム氏の行動についても「ナチスの子どもたちを助けるのか?」「アフガニスタンやイラクの子どもはどうなんだ?」「募金した金は本当に子どもたちに渡るのか?もしかしたらあの『ナチス』共の手に渡るかもしれないぞ」といった過激な声が寄せられた。
一方で、少数ながら「人間味がある」「いいぞベッカム」と評価する声や、「500万元(約9200万円。中国赤十字会によるウクライナへの人道支援)よりだいぶ多いな」との声、さらには「逆走している車に乗っていると、他の車がみんな逆走しているように見えるもんだ」と世界的にウクライナを支援する動きが広がる中で中国のネットユーザーがロシア支持に傾いていることを皮肉るコメントも書き込まれている。(翻訳・編集/北田)
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