Record Korea 2022年3月10日(木) 18時20分
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第20代韓国大統領選挙の開票作業が10日に終了したが、無効票数が尹錫悦氏と李在名氏の得票差よりも多かったことが分かった。写真は韓国の投票所。
2022年3月10日、韓国・聯合ニュースによると、第20代韓国大統領選挙の開票作業が10日に終了したが、無効票数が尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏と李在名(イ・ジェミョン)氏の得票差よりも多かったことが分かった。
記事によると、韓国の中央選挙管理委員会は10日午前4時、98.02%の開票が終了した時点で無効票は30万1032票と発表。これは第19代大統領選挙(13万5733票)や第18代大統領選挙(12万6838票)の無効票よりも2倍以上多く、尹氏と李氏の得票差よりも多い。午前4時時点で尹候補は1608万4199票、李候補は1581万9577票をそれぞれ獲得しており、得票差は26万4622票だった。
今回無効票が多く生じた背景には、「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏、「新しい波」の金東兗(キム・ドンヨン)氏の立候補辞退が大きく影響したとされる。両氏とも投票用紙の印刷開始以降に辞退を宣言した。現場で投票用紙が印刷される事前投票の場合は2人の名前の横に「辞退」という言葉が印刷されるが、あらかじめ印刷された用紙が配布される本投票ではこのような記載はない。また、2月23~28日に行われた在外国民投票でも、2人が辞退を宣言する前だったため、多数の無効票が発生したとみられている。
さらに事前投票で新型コロナウイルスの感染者・隔離者の投票がずさんな管理の下で行われたことも無効票に影響を与えたという指摘も上がっている。そのため、李氏の支持者の一部が選挙結果に不服を申し立てる可能性もあると懸念されているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「無効票の大部分は選挙管理委員会のずさんさによるもの」「公平性に疑いのある選挙管理委員会からまずは検察が捜査すべき」「無効票が30万票も?だから民主党のやることは信じられない」「安候補は少なくとも3日は早く辞退すべきだった。有権者を愚弄した責任を取って辞職して」「安候補は政界から追放すべき」「事実上は勝者も敗者も存在しない選挙」「韓国の知性は滅びた」「初めて韓国を抜け出したいと思った」など、怒りの声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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