高視聴率をマークしてこのほど放送を終えた中国ドラマ「人世間」だが、これに続くヒットの可能性を秘める中国ドラマを、ニュースサイトの網易（Net Ease）が紹介している。

ドラマ「長安二十四時」のレイ・ジャーイン（雷佳音）主演の「人世間」は、国営テレビ・中央電視台（CCTV）のCCTV1チャンネルで放送され、同チャンネルでは過去5年で最高の視聴率を記録。なおCCTVでは、中国で3億人が視聴する記録的なヒット作になったと紹介している。

これに続き、CCTVで今年放送予定のドラマにも、「人世間」と肩を並べるヒットが期待される話題作や大作が控えている。その筆頭が同じくレイ・ジャーイン主演の「天才基本法」で、子役時代から天才少女と注目されてきたチャン・ズーフォン（張子楓）、俳優チャン・シンチョン（張新成）らが出演。レイ・ジャーインはアルツハイマー病を患う天才数学者を、チャン・ズーフォンはその娘を演じている。

三国時代が舞台の時代劇ドラマ「風起隴西」は、男性2人が主人公の作品。チェン・クン（陳坤）とバイ・ユー（白宇）が主演し、ニエ・ユエン（聶遠）、アンジェラベイビー（楊穎）らが出演する。「長安二十四時」などで知られる作家マー・ボーヨン（馬伯庸）の同名小説を映像化している。

「慶余年～麒麟児、現る～」などで知られるチャン・ルオユン（張若昀）主演の「警察栄誉」は、4人の新米警官の成長を描くストーリー。バイ・ルー（白鹿）、ワン・ジンチュン（王景春）、シュー・カイチェン（徐開騁）らが出演している。

「潜伏者」はホアン・シャオミン（黄暁明）が主演し、第二次大戦下の上海を舞台に諜報戦を描くサスペンス作品。ホアン・シャオミンが「76号」こと中国共産党の敏腕スパイを演じる。昨年ヒットしたチュー・イーロン（朱一龍）主演の「叛逆者」に続く大作のスパイドラマとして期待されている。（Mathilda）