日本スケート連盟は1日、フィギュアスケート男子の羽生結弦が3月にフランス・モンペリエで行われる世界選手権に欠場すると発表した。

北京冬季五輪で負傷した右足の捻挫が完治していないためだという。羽生は北京五輪のフリーの演技前の練習で右足首を捻挫。痛み止めを服用して臨んだ本番、冒頭の4回転アクセル（4A）は転倒したものの国際スケート連盟（ISU）公認大会で初めて認定を受けた。その後の4回転サルコウでも転倒したが、ステップやスピンでは最高のレベル4を獲得。後半の連続ジャンプもきれいに決め、ショートプログラム（SP）8位から4位にまで順位を上げた。

中国のスポーツメディア・新浪体育が羽生の欠場を報じると、中国のファンからは「心が痛む」「早く良くなりますように」「ゆっくり休んでください。今後の素晴らしい演技に期待しています」「健康が第一だよ」「欠場で逆に安心した」「ロシアの3人娘も、天天（金博洋）もたぶん欠場だからね」「ああ、20日（エキシビション）のあの演技がまだ心に残ってる」「ユヅの演技一つひとつに感謝」「ドクター『やっと言うことを聞いてくれた（涙）』」「もう無理はしないでね」といった声が寄せられた。

このほか、同じくスポーツメディアの咪咕体育は微博（ウェイボー）アカウントで「早期回復を祈ります！」「ゆっくり休んでくださいね」などとハートマークを付けて投稿。また、羽生のファンアカウント「羽生結弦貼吧」は2016年の世界選手権（米ボストン）の羽生のエキシビションの演技「天と地のレクイエム」の映像を転載し、「羽生選手の世界選手権欠場のニュースと合わせて見て、より感銘を受けました。羽生選手が一日も早く回復し、多くの感動と驚きを与えてくれることを願っています」とつづっている。（翻訳・編集/北田）