国連安保理で「棄権」したから?インド人留学生がウクライナで迫害受ける―中国メディア

Record China    2022年3月1日(火) 18時20分

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28日、観察者網は、国連安全保障理事会における対ロシア非難決議をインドが棄権して以降、ウクライナ国内にいるインド人留学生が迫害を受けていると報じた。

2022年2月28日、中国メディアの観察者網は、国連安全保障理事会における対ロシア非難決議をインドが棄権して以降、ウクライナ国内にいるインド人留学生が迫害を受けていると報じた。

25日に行われた国連安保理で、アルバニアが提出したウクライナ情勢に関する決議案の投票が行われた際、インド代表は棄権票を投じた。その後、ウクライナに滞在するインド人学生が続々とSNS上で「インド政府がロシア側に立っているという理由で、ポーランドへの入国許可が降りない」と現状を訴えているという。また、インドの国際関係学者アショク・スウェイン氏も27日にツイッター上で「ウクライナにいるインド人学生が4日後にようやく国境を越えてポーランドに入ることを認められた」と書き込んだとのこと。

記事は、現地でインド人学生に対するウクライナ当局関係者の粗暴な扱いも伝えられているとし、スウェイン氏が「ウクライナの保安機関関係者が、国境で戦争から逃れようとしているインド人学生を蹴っている」と書き込んだほか、別のネットユーザーからはポーランド国境にいるインド人学生が威嚇射撃を受けているという動画を公開したと伝えている。

さらに、インドのニューデリーテレビ(NDTV)が27日、ウクライナで荷物を背負ったインド人学生が制服を着た警備員に足蹴りを受けたほか、「状況は日増しに悪化している。髪をつかまれ、こん棒で殴られて骨折した女子学生もいる」という現地からの声を報じたことを紹介。記事は、NDTVの報道として、ウクライナには現在1万6000人のインド人学生が滞留しており、多くの学生がSNSを通じて地下シェルターや防空壕の写真、動画を公開するとともに助けを求める声を出していると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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