韓国の対中好感度、日本を下回り北朝鮮と並ぶ水準、北京冬季五輪が開幕後の世論調査

Record Korea    2022年2月19日(土) 17時30分

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北京冬季五輪の開幕後に韓国で行われた日米中北4カ国の好感度調査で、中国が日本を下回り、北朝鮮と並ぶ水準だったことが明らかになった。調査結果は最近の対中感情の悪化を改めて示した。

北京冬季五輪の開幕後に韓国で行われた日本、米国、中国、北朝鮮4カ国の好感度調査で、中国が日本を下回り、北朝鮮と並ぶ水準だったことが明らかになった。北京冬季五輪では開会式に登場した韓服をめぐり、韓国内で「文化侵奪」などの批判が噴出。調査結果は最近の対中感情の悪化を改めて示した。

調査は朝鮮日報とTV朝鮮がカンターコリアに依頼して12、13日に実施。4カ国について、非常に好感を抱いていれば10点、全く好感がなければ0点を付ける方式を採用した。朝鮮日報の記事は調査対象の人数などには触れていない。

調査結果によると、中国の好感度は2.6点。中国に対し、「全く好感が持てない」として0点を付けた回答者は30.5%で、中国に好感がある(6~10点)という回答者(9%)を上回った。米国に対する好感度が7.24点と高く、日本は3.40点だった。

反中感情は理念傾向、支持政党を問わず広範囲に広がっている。中道・進歩(革新)層の中国に対する好感度はそれぞれ2.55点、2.65点で保守層(2.69点)より低かった。左派系の正義党支持者の中国に対する好感度は1.94点で、政権与党の共に民主党(2.97点)、最大野党の国民の力(2.5点)を下回った。

特に20、30代で反中感情が目立った。20代の中国に対する好感度は1.78点、30代は1.93点で、60代以上(3.29点)の半分だった。

北朝鮮に対する好感度は2.42点で、調査対象4カ国で最下位だった。全く好感が持てないとして0点を付けた回答者は38.5%で、北朝鮮に好感があると答えた回答者(8.8%)を大きく上回った。

ただ、政党別では共に民主党支持者(3.54点)が国民の力支持者(1.39点)に比べ高い点数を付けた。

一方、中国に対する文在寅政権の「三不政策」(ミサイル防衛システム不参加、韓米日軍事同盟不参加、THAAD追加配備反対)については、継承すべきだ(40.4%)と継承すべきではない(43.8%)という意見が拮抗(きっこう)した。

年代別では20、30代は三不政策を継承すべきではないという意見がそれぞれ47.8%、59.2%と優勢だった。継承すべきだとの意見はそれぞれ29.8%、31.2%にとどまった。40代では継承すべきだ(53.3%)が継承すべきではない(38.%)を圧倒した。地域別ではソウルでは三不政策への反対が45.3%、全羅道では賛成が62.1%と傾向が分かれた。(編集/日向)

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