Record China 2022年2月19日(土) 8時30分
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15日、成都商報は、低品質ダウンジャケットに20倍以上の定価をつけ、高級品であるかのように販売したアパレル業者が北京市の市場監督管理局に摘発されたと報じた。
2022年2月15日、成都商報は、低品質ダウンジャケットに20倍以上の定価をつけ、高級品であるかのように販売したアパレル業者が北京市の市場監督管理局に摘発されたと報じた。
記事は、北京市西城区市場監督管理局が1月29日、韓国の衣恋グループの中国法人である衣念(上海)時装貿易有限公司に対する行政処罰決定書を公示したと紹介。衣念が今月10日に「処罰の主な原因は、材料の成分が製品上に明記した基準を満たしていなかったため。顧客に不便をかけたことを謝罪する」との声明を出したことを伝えた。
決定書によれば、衣年は昨年7月に遼寧省の業者に1着当たり75元(約1370円)でダウンジャケット80着の生産を委託、同9月にそのうち9点を北京市内の百貨店で1598元(約2万9000円)で売り出し、同11月3日までに2点を3割引で売って計2237.2元(約4万800円)を売り上げ、生産コストや諸費用を除いた1322.45元(約2万4000円)の利益を得ていた。同管理局は商品表示と異なる低コストの材料を使用して消費者に誤解を与えたとして、該当商品と不法所得の1322.45元を没収し、さらに1万4000元余りの罰金を科す処分を下している。
記事は、中国のアパレル企業幹部を務めた経験を持つ業界関係者が「ダウン製品に関する具体的な価格設定基準は決められておらず、企業がブランドの位置づけや予算、販売数量などを鑑み決定する。ローエンドやミドルレンジ製品価格はオンライン販売でコストの1.5〜3.5倍、オフライン販売なら2.5〜5倍を加算するのが一般的。高級品ならば5〜10倍の間で、それ以上となる場合もある」と解説するとともに、ローエンド消費者のニーズを満たすために非常に質の低い羽毛や、人工綿の代替品を使用した低コスト低価格なジャケットも流通しており、高い利益に目がくらんだ一部ブランド企業が低コスト品を高級品と偽って表示し、高い価格で販売するケースもあると説明したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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