Record China 2022年2月16日(水) 13時20分
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米映画「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督はこのほど、同映画が中国の動画配信サービス大手、テンセントビデオで配信された際、エンディングが大幅に改変されていた問題についてコメントした。
米映画「ファイト・クラブ」(1999年)のエンディングが、中国の動画配信サービス大手、騰訊視頻(テンセントビデオ)で配信された際、オリジナルとは異なる内容に改変されていた問題について、同映画のデヴィッド・フィンチャー監督がコメントした。
AFP通信などによると、エンディングが中国でのオンライン配信時に検閲を受け、ビルの爆破シーンなどがカットされ、代わりに「警察は迅速に計画の全貌を突き止め、犯罪者全員を逮捕し、爆発を未然に防ぐことに成功した」というメッセージが流れるものに改変されていたため、オリジナル版を視聴したことがある人などから批判や怒りの声が広がった。これを受け、テンセントビデオはオリジナル版のエンディングを復活させた。
中国のテクノロジー系メディア、IT之家の15日付報道によると、フィンチャー監督は英映画誌エンパイアのインタビューで、エンディングの大幅な改変について、「私にとっておかしくてならないのは、中国でこのエンディングを書いた人は原作を読んだに違いないということだ。だって原作にかなり忠実だから」とした。
そして、「私たちの知っていること」として、「ある会社が中国で上映(配信)するためにニュー・リージェンシーからこの映画のライセンスを取得した。その際の契約文書に、『検閲の目的でカットされる可能性があることをご理解ください』とあった。だが誰も『エンディングが気に入らなかったら、変更してもいいか』とは言っていない。だから今、『トリミング』とは何かについて議論がなされている」とした。
その上で、「この物語が気に入らないのなら、なぜこの映画のライセンスを取得するのか。私には、『私たちのサービスにとってあなたのタイトルが付いていると都合が良い。ただ私たちが欲しいのは別の映画だ』というような考えが理解できない。この映画は20年前のものだ。(ライセンスを取得するほどまでに)かわいがられるような評判があったわけではない」と語った。(翻訳・編集/柳川)
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