Record Korea 2022年2月16日(水) 23時0分
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14日、韓国・YTNは「論争の多い北京五輪だが、感動のシーンも多く存在する」として、この日までの数々の名シーンを紹介した。資料写真。
2022年2月14日、韓国・YTNは「論争の多い北京五輪だが、感動のシーンも多く存在する」として、この日までの数々の名シーンを紹介した。「互いを励まし、謝罪し、共に楽しむ選手たちの姿こそ、真の五輪の感動ではないか」と伝えている。
ショートトラック男子500メートル準決勝に出場した黄大憲(ファン・デホン)は、スティーブン・デュボワ(カナダ)を追い抜こうとして衝突した。結果、失格となった黄だが、デュボワに衝突を謝罪しており、「品格を示した」と記事は伝えている。
スピードスケート女子500メートルに出場した「ディフェンディングチャンピオン」小平奈緒は連覇ならず、17位に終わった。かつてのライバルで親友でもある元スピードスケート韓国代表の李相花(イ・サンファ)さんは、韓国の放送の解説者としてその様子を見守り、涙を流した。記事は日本のメディアが「友情に国境はない」「感動は続いている」と報じたことも併せて紹介している。
スピードスケート女子ショートトラック3000メートルリレーはオランダが金メダル、韓国が銀メダル、中国が銅メダルを獲得。簡易の表彰式では3カ国の選手たちが仲良く写真を撮り、互いを祝う姿が見られた。オランダの選手たちは、2020年に急逝した仲間へ表彰台の上から投げキスを送ったという。また、韓国のチェ・ミンジョンは「自分の力不足だ。仲間に申し訳ない」と謝罪の言葉を口にしたが、チームの3人は謙虚なエースの言葉に戸惑いながらも笑顔を見せていたという。記事は「愉快で悲しい表彰式」だったと伝えている。
この他、クロスカントリースキー男子15キロクラシカルで金メダルを獲得したイーボ・ニスカネン(フィンランド)が厳しい寒さの中でも他の選手たちのゴールを待ち、最後のコロンビア代表の選手に温かいねぎらいの言葉をかけたことも紹介している。
韓国のネットユーザーからは「互いをいたわり品格を守ろうとする選手たちの姿に、五輪精神が見える」「李相花と小平奈緒の友情はとても美しく感動的だった。日韓友好」「五輪を見て感動し、まだまだ世界は温かいと感じている。正々堂々と競技してほしい」「競技が公正に行われていれば、勝者も敗者も納得し、称賛も激励もできるさ」「選手たちは五輪精神を見せてくれているのに、審判や組織の人間たちがひどすぎる」「スポーツマンシップ、すばらしいね。選手たちは最後まで頑張って、コロナに感染せず無事に帰国してほしい」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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