<広東の春節風物詩>地元の文化財を全国の人が注目、寅年迎えた喜びがさらに増加

Record China    2022年2月11日(金) 21時0分

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春節(旧正月、2022年は2月)が近づいた1月下旬から、多くの人が手にしたスマートフォンを操作して、広東省の広州南越王博物館が所蔵する「虎節」(写真)の画像を得ようと躍起になっています。

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春節(旧正月、2022年は2月)が近づいた1月下旬から、多くの人が手にしたスマートフォンを操作して、広東省の広州南越王博物館が所蔵する「虎節」の画像を得ようと躍起になっています。

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「虎節」の「節」とはこの場合、古代に使われた通行手形のことです。南越王博物館が所蔵する「虎節」は、紀元前203年から同111年までこの地を支配した南越国の第2代国王の墓で発見されたもので、銅の表面に金を施して虎の毛の図柄にしたり、「節」であることを示す文字にしています。

それにしても、どうして多くの人がこの古い文化財に関心を示したのでしょうか。ちゃんと訳がありました。スマホ決済大手のアリペイ(支付宝)が1月19日に始めた春節期間キャンペーンの「集五福」で、集めれば権利や賞金を獲得することができる「デジタル幸せカード」の一つとして、この「虎節」を採用したのです。

歴史や古い文化に興味を持つ人が、文化財に関連する商品を好むことは珍しくありませんが、デジタル技術の応用が発達したことで、より多くの人が古い文化財を知り、関心を示すようになりました。

また広州の人にとって、中国全土に多くの利用者がいるアリペイが「虎節」を採用したことは、地元の博物館の収蔵品が中国を代表する文化財と認められたことを意味します。地元への愛と誇らしさも相まって、寅年を迎えた喜びもまたひとしお、と言ったところです。(翻訳・編集/如月隼人

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