北京冬季五輪のマスコット「ビンドゥンドゥン」が一大ブームを巻き起こす中、「しゃべるビンドゥンドゥンは偽物です」とのコメントを大会側が出した。中国メディア・和訊網が10日付で伝えた。

氷の外殻にくるまれたかわいらしいパンダの「ビンドゥンドゥン」はグッズが品切れになったり高額転売されたりするほどの人気ぶりで、中国では日本テレビの辻岡義堂アナウンサーの「ビンドゥンドゥン愛」も大きな話題となった。

記事は、こうしたブームを受け大会側が偽物の取り締まりに乗り出したと紹介し、ネットユーザーとのやり取りで「しゃべるビンドゥンドゥンは偽物です」とのコメントがあったことを伝えた。

記事によると、ビンドゥンドゥンに性別はなく、アニメ映画「我們的冬奥（『私たちの冬季五輪』の意）」に登場する際も声は発するものの、話はしないそうだ。大会組織委員会が制作会社と協定を結んだ際、「話をさせてはならず、ジェンダーニュートラルでなければならない」との規定が盛り込まれたという。（翻訳・編集/野谷）