Record Korea 2022年2月3日(木) 14時20分
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韓国の公正取引委員会は、ユニクロが自社製品に抗菌性能があると虚偽の広告を行ったとして制裁手続きに着手した。写真はソウルのユニクロ。
韓国の公正取引委員会(公取委)は、ユニクロが自社製品に抗菌性能があると虚偽の広告を行ったとして制裁手続きに着手した。2月3日、韓国・聯合ニュースが報じた。
記事によると、韓国公取委の審査官は最近、「表示・広告法」に違反したとして、ユニクロに制裁意見を記した審査報告書(検察の告訴状に相当)を送った。ユニクロは自社の販売する機能性インナーに、細菌などの微生物の除去やその増殖を抑制する抗菌性能があると表示・広告していたが、実際の性能は異なっており、審査官は制裁が必要だと判断したという。
2020年7月に公取委傘下の韓国消費者院がユニクロ製品を含む機能性インナー7点を対象に機能性などをテスト評価した結果では、ユニクロの「エアリズムクルーネックT」(白)は個別の製品によって抗菌性能に差があった。また、洗濯後は抗菌性能が99.9%に達しないものもあり、均一な性能を期待するのは難しいと消費者院は指摘していた。これを受け、韓国でユニクロを運営するエフアールエルコリアは、当該製品から抗菌性の表示を削除し、同一価格帯の商品への交換または全額返金を実施したという。
公取委は近いうちに3人の委員により小会議を開き、ユニクロに対する制裁内容を決定する方針とのこと。韓国では新型コロナウイルスのオミクロン株が急速に拡散を見せる中、健康製品に対する消費者の関心も高まっており、公取委は今後もこれに関する不正行為および消費者利益の侵害行為の撤廃に注力する意向を明らかにしている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「まだユニクロに行く人がいるんだね」「ユニクロは金もあるし暇なんだと思う」「そんな広告を信じて買う人がいることにびっくり」など、冷ややかな声が寄せられている。
そのほか、「まな板も食器も化粧品も、抗菌性能があると書かれているものは使わない方がいい」「洗濯して機能性が落ちるのが問題なら、防水機能のあるアウターも全部責められるべきでは?」「日本企業だけたたくんだね。他にも抗菌インナーと表示してる会社はあるのに、それらも調査したら?」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山)
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