銀行窓口で「ニャクロバット」披露、ワケありなんでソコんとこヨロシク―山西省

Record China    2022年1月29日(土) 20時20分

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中国で、猫が銀行の接客窓口の下部に体を強引に滑らせて客側に出現する動画が評判になった。どうして猫がわが物顔に動き回っているのか。それにはちゃんとワケがあった。

中国で、猫が銀行の接客窓口の下部にある現金や書類をやりとりする狭い隙間を強引にくぐり抜ける動画が評判になった。どうして猫が銀行内でわが物顔で動き回っていたのか。それにはちゃんとワケがあった。

動画が撮影されたのは、山西省陽泉市内の銀行店舗。接客窓口には防犯上の理由で、銀行員側と客側の間に透明な仕切り板が取り付けられている。仕切りの下部には隙間がある。書類や現金は、そのすき間を利用してやり取りする。

最初は行員側にいた猫は何を思ったのか、狭い隙間に自分の体を押し込んで、体の柔軟さを生かしたアクロバットならぬ「ニャクロバット」を披露して客側に出て、撮影者の横を擦り抜けて走り去った。

行員に聞くと、ちゃんとワケがあった。中国の職場では、何かの節目に「現物ボーナス」が支給されることが、そう珍しくない。この銀行では春節(旧正月、2022年は2月1日)を迎えるにあたり、米や小麦粉、食用油が支給されることになった。しかし、支給品は届いたのだが、小分けして職員に配るまで保管しておかねばならない。ネズミにやられるのが心配なので、1日か2日ということで猫を「臨時雇用」したという。

気ままに振る舞っている猫だが、おとなしい性格であるらしく「人を引っかいたりはしません」とのことだ。(翻訳・編集/如月隼人

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