中国が新たに建造した8万トン級半潜水艇「新耀華」号が引き渡し―広東省広州市

人民網日本語版    2022年1月20日(木) 20時10分

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中国船舶集団広船国際が中遠海運特運向けに建造する8万トン級半潜水艇が19日、広州市南沙区で命名・引き渡された。

中国船舶集団広船国際が中遠海運特運向けに建造する8万トン級半潜水艇が19日、広州市南沙区で命名・引き渡された。命名来賓は同船を「新耀華」号と名付けた。同船は引き渡され・運営を開始した後、中国の海洋強国建設をサポートする新たな強力な道具になる。科技日報が伝えた。

半潜水艇とはその名の通り、「潜水」できる運搬船で、半潜水式重量物運搬船とも呼ばれる。陸上のフォークリフトのように、自身のタンク内の水の量を調整することで甲板を水中に沈め、積載貨物を指定位置から浮上させ持ち上げることにより積載を行う。この種類の船は主に分割して吊り上げられない、海洋プラットフォーム、油ガス採掘モジュール、大型風力発電設備、動力を失った艦船などの超大型設備の輸送に用いられる。

新耀華号は8万トン級半潜水艇で、中国で2番目の大きさの半潜水艇だ。全長は255メートル、型幅は57メートル、潜水喫水は30.5メートル、積載量は8万トン、航行速度は14.5ノット。貨物を積む甲板の全長は210メートル、幅は57メートルで、その面積は標準的なサッカーコート2面分近くに相当する。

新耀華号全体には108のタンク室があり、そのすべてに直接海底方向に向くバルブがある。潜水作業では、制御システムによりタンク室の海底バルブを開くと、6時間内に船が自動的に水深30.5メートル、メイン甲板以上16メートルに沈む。浮上作業の際、船の4台の大型エアコンプレッサにより対応するタンク室に空気を注入すると、その中の水が自動的に船外に排出され、船が浮上する。同船は海上試験で潜水実験を行った際、わずか3時間半で予定の水深まで潜水した。卓越した潜水・浮上の総合的な性能を持つ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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