「国民の力」公認の大統領候補・尹錫悦（ユン・ソギョル）氏の妻である金建希（キム・ゴンヒ）氏のファンサイト会員数が、2日間で40倍に急増した。1月18日、韓国メディア・ニューシスが報じた。

記事によると、韓国のポータルサイトNAVERに開設された「金建希女史ファンカフェ」の会員数は、1月15日の時点では215人だった。しかし18日の午前11時30分には40倍以上の1万273人に急増。これは16日に韓国MBCのテレビ番組「ストレート」が、金氏とYouTubeチャンネル「ソウルの声」の記者との通話録音ファイル（通称「7時間通話記録」）を公開したことが影響しているという。その中で金氏は、チョ・グク元法務部長官に対する検察の捜査や、政治家の性的暴行事件などについて率直に自身の意見を語り、注目を集めていた。

ファンサイトは「金建希夫人を支持し、応援するためのサイトです。尹錫悦氏が大統領に当選した以降も変わらず活動する予定」と紹介しており、コメント欄には「テレビ放送を見てファンになった」「さばさばしていて気持ちのいい性格ですね」「応援します」などの声が寄せられているとのこと。

この記事を見た韓国のネットユーザーからも、「猫をかぶるような人よりさっぱりしていていい」「彼女の存在は尹候補の当選を邪魔すると思っていたけど、通話記録を聞いて好きになった」「ファンというと大げさだけど、大統領夫人というより1人の家庭人という感じ」「（李在明候補の妻の）キム・ヘギョン氏より好感が持てる」「正直なところ、間違ったことは何も言っていなかった。こっそり録音して公開する手口の方が卑劣で悪質」など、金氏を支持する意見が相次いでいる。

一方では、「世の中がおかしな方向に進んでるな」「韓国には何も考えていない人が多すぎる」など、批判的なコメントも見られた。（翻訳・編集/丸山）