年末ボーナスをもらえる人はどれくらい?働く人の使い道は?―中国

人民網日本語版    2022年1月19日(水) 6時50分

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上海陸金所情報科学技術と実名制ビジネスSNSプラットフォームの脈脈がこのほど「働く人の年末ボーナス真相調査研究2021」を行った。

人々は年末のボーナスをどのように使うだろうか。上海陸金所情報科学技術と実名制ビジネスSNSプラットフォームの脈脈がこのほど「働く人の年末ボーナス真相調査研究2021」を行った。そのデータによると、回答者の60%近くが「年末ボーナスはない」と答え、ボーナスを手にした人のうち、56.44%が「年末ボーナスは投資や資産運用に回す」と答え、「資産運用市場で収益を得た」のはそのうちの47%にとどまった。

■「年末ボーナス確定」はわずか4割

今回の調査では、回答した企業の70.27%が「これまで通り社員に年末ボーナスを支給した」と答え、24.32%は「まだわからない、21年の収益状況を見て判断する」とした。また、5.41%が「今年は年末ボーナスは支給しない」ことを明らかにした。ここから、企業の同年の収益の状況が年末ボーナスを支給するかどうかを決める重要な要因であることがわかる。

社員の視点から見ると、「自分には年末ボーナスがないことが確定した」は25.81%に上り、「年末ボーナスがもらえるかどうかは分からない」が30%超で、言い換えれば、「年末ボーナスがもらえることが確定した」のは41.05%しかないということだ。

働く人の16.37%は「年末ボーナスの多い少ないは自分の転職には影響しない」と明言し、62.23%は「影響は大きくはない」と含みをもたせ、21.4%は「株式やオプションが転職するかどうかの重要な検討要因になる」とした。ここから、年末ボーナスの多寡は実際には働く人の転職を左右する重要な要因ではないことがわかる。

■ファンドと株式が働く人の資産運用のメインの選択肢

年末ボーナスは投資や資産運用においてどのように分配されるのだろうか。働く人のメインの選択肢はファンドと株式だ。79.72%が「年末ボーナスはファンドの購入などに回す。収益率は45.67%になる」、47.44%が「株式投資に回す。収益率は18.70%」と答え、残りの人は保険、販売信用、黄金などの安定・低リスク型資産運用商品を選ぶと答えた。

しかし資産運用は損失が出るリスクに常に直面しており、回答者の65.77%が「自分が資産運用で損失を出した原因は市場の動揺という大きな環境の影響を受けたため」とし、48.99%が「自分に専門的な知識が欠けていたので損失が出た」とした。

陸金所のファンドデータによると、ファンド投資家は各年代とも女性が男性を上回り、「85後(1985年から1989年生まれ)」の女性が60.8%を占め、男性を20ポイントも上回った。また、ファンド取引きの状況を見ると、女性の平均ファンド保有期間が256日で、男性より3日間長かった。長期間保有する商品は女性が4.8種類、男性が5.9種類。ここから女性ファンド投資家は商品選択をより慎重に行い、長期保有商品の種類は少ないが、男性より長く持ち続けることがわかる。

陸金所の別のデータによると、21年のファンド投資家の平均投資残高は前年比25%増加し、女性の増加率が男性を上回り、女性が資産運用市場の「天の半分」を支えたことがわかる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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