Record China 2022年1月13日(木) 20時20分
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北京五輪への出場を明言したフィギュアスケートの羽生結弦をめぐり、中国メディアの中国僑網は中国系米国選手が羽生の3連覇の前に立ちはだかると報じた。
今年2月に開催される北京五輪への出場を明言したフィギュアスケートの羽生結弦(27)をめぐり、中国メディアの中国僑網は中国系米国選手が羽生の3連覇の前に立ちはだかると報じた。
記事は、このほどテネシー州で行われた全米選手権でネイサン・チェン(22)が6連覇を果たし、ヴィンセント・ジョウ(21)が3位に入ったことを紹介。特にチェンについて「4回転ジャンプは『欠点ゼロ』でほとんど隙がない」「高難度の技を連発し、観客がたまらず立ち上がるほどだった」と評した。
その上で、4年前の平昌五輪について「チェンが羽生結弦の最大のライバルと目されていたが、ショートプログラム(SP)でのミスが響き、最終順位は5位だった」と説明。「まもなく開催される北京五輪ではチェンは羽生と共に男子シングルスの優勝候補だ。チェンは以前にも増して成熟し、技術がより洗練されている上、羽生と優勝を争うメンタルも備えている」と高く評価した。
記事は羽生についても「好調を維持している」とし、昨年末の全日本選手権で6度目の優勝を果たしたことに言及。チェンも羽生を「フィギュア界のベンチマーク的な存在であり、最大のライバル」と評しており、強者同士の対決は見どころ満載だと期待を寄せた。
このほか、中国メディアの別の記事も「史上2人目の五輪3連覇を目指す羽生結弦の前に最大の難敵が姿を現した」としてチェンの全米選手権6連覇を報道。平昌五輪ではSPでミスがあったもののフリーでは羽生を上回る得点を出したこと、以降は圧倒的な強さを見せ続け日本代表の羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真のいずれにも勝利していることを紹介した。
そして、「羽生は4回転アクセルへの挑戦を公言しており、決まれば史上初の大技で3連覇を狙う。5歳若いチェンは4回転ジャンプの連発で体力と活力を武器に個人として五輪初のメダルを目指す」と伝えた。(翻訳・編集/北田)
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