Record China 2022年1月14日(金) 0時20分
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「中国国際航空の客室乗務員の女性が同社から自殺に追い込まれた」との情報が中国で物議を醸している。中国メディアの鳳凰網などが12日付で報じた。
報道によると、自殺したのは同社に勤務していた28歳の女性。北京市在住の女性は山東省に住む母親の病気を理由に会社に休暇を申請したものの、マネジャーの承認が得られなかったことから腹立ちまぎれに退職届を提出。その後、家族の説得で退職を撤回したいと申し入れたものの会社側に拒否されたため、建物から飛び降り自殺したという。
事情を知る同社の職員によると、事件は2週間ほど前に発生した。同職員は「女性の退職届はまだ正式には受理されていなかったが、勤務部署のマネジャーが女性が同社にとどまることに同意しなかった」とし、「中国国際航空では従業員が両親の重病を理由に休暇を取ることは認められているが、女性が所属する部署は厳しかったようだ。女性に精神疾患があったのではとの噂が流れているが、その話は聞いたことはない」と語った。
地元メディアの取材に対し同社は正式な回答を行っていないというが、事件後の今年1月7日に行われたとされる同社の社内会議の様子を映した動画の中では、出席者が事件の事実関係を認める発言や事件について調査するとの発言、ネット上に事実と異なる情報が流れていることを指摘する発言をしていた。職員によると同社は遺族に見舞金を送ったという。
中国のネットユーザーからは「やっとメディアが取り上げてくれた」「親の病気でも休みが認められないって、いったいどういうことなんだ」「企業の管理能力に欠けている」「人をロボットだと思っているのか」「精神疾患だなんて言ってる人よ。そもそも精神疾患がある人が客室乗務員にはなれないでしょ。いいかげんなことを言うな」「何があっても自殺してはいけない。そうでないと、人々は好き放題に汚名を着せ、弁解の余地もなくなる」「仕事のために命を絶つなんて本当にもったいないこと」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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