2014年5月28日、新京報によると、中国安徽省安慶市で、火葬義務化を望まない高齢者6人が自殺していたことが明らかになった。

【その他の写真】

同市では6月1日より、全市民に火葬を義務付けるとしていた。市当局は、今回の自殺と「直接的な因果関係はない」としている。だが、この政策は、数十年前からひつぎを用意してきた人には受け入れがたく、告知も十分に行われていなかった。また当局者がひつぎを強制的に徴収したことも、自殺した高齢者の感情を刺激したとみられる。現地では土葬を重視する伝統風習があり、ひつぎは多くの高齢者にとって最も大切な「財産」だ。

安徽省民生当局は27日、ひつぎの強制徴収を禁止したと回答している。専門家は「民俗文化の改革は性急すぎてはならない」と指摘した。（翻訳・編集/NY）