軍事境界線破り北朝鮮に帰った脱北者、韓国で家賃や保険料を滞納=韓国ネット「絶対にスパイ」

Record Korea    2022年1月5日(水) 21時40分

拡大

最近脱北から1年余りで軍事境界線を越えて再び朝鮮に戻った男性が、韓国で家賃と健康保険料を滞納していたことが分かった。写真は板門店。

2022年1月5日、韓国メディア・KBSによると、最近脱北から1年余りで軍事境界線を越えて再び北朝鮮に戻った男性が、韓国で家賃と健康保険料を滞納していたことが分かった。

記事によると、男性は2020年11月に北朝鮮から韓国へ渡って以来、補償金1000万ウォン(約97万円)を払い、ソウル市蘆原区にある50平方メートルの賃貸マンションに住んでいた。しかし1カ月分の家賃11万ウォン(約1万700円)と、数カ月分の健康保険料7万ウォン(約6800円)が未納になっていたことが判明。ただし男性は清掃作業員として働き、毎月家賃に充てられる住宅給与も受け取っており、住民センターから配給された米も1週間から10日ほど家の前に置かれたままだったといい、生活苦が理由かどうかは不明だという。

一方で、男性は近隣住民や他の脱北者との交流はほとんどなかったといい、身辺保護を担当する警察官に対し、普段から孤独を口にし、北朝鮮にいる家族に会いたいと話していたとのこと。警察は北朝鮮に渡る3日前の先月29日まで男性と連絡を取っていたが、「脱北者が故郷を懐かしむのはよくあることなので、北朝鮮入りの兆候までは見られなかった」と説明しており、最近行われた政府との合同調査では「(スパイ容疑を含む)北朝鮮政府との関連性はない」と判断されたという。

ただ記事は、「身辺保護担当官1人が管理する脱北者の数が多すぎるため、細かい動きまで把握するのが難しいのも現実」と報道。ある警察官は、「1人当たり50人を担当している。女性の脱北者は女性警察官が担当しなければならないため、スケジュールの調整が難しい」と苦労を語ったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「あの鉄柵を軽々と越えるなんて、高度な訓練を受けた特殊部隊でないと無理。南に派遣され、任務が終わったから帰ったスパイだと思う」「スパイに違いない。十分な情報を手に入れたんでしょ」「きっと政界にもスパイがうようよいると思うと恐ろしくなる」「スパイでしょ。国家情報院はそんなことも判断できないの?」など、男性をスパイだと主張する声が相次いでいる。

また、「脱北者が故郷の北朝鮮に帰りたいと言うなら帰せばいい。共産主義に染まった人々は、資本主義に適応するのは難しいはず」「韓国で生まれ育った孤児でさえ18歳になったら独立しなければならないのに、税金を使ってここまでしてあげるなんて。北朝鮮からはもう来ないでほしい」「脱北者を受け入れるべきではないことを示している。脱北者への支援はもうやめよう」など、脱北者への支援を疑問視するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携