「異物混入」「中国人侮辱ポスター」で物議の中国食品メーカーがまた問題起こす

Record China    2022年1月4日(火) 23時20分

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3日、食品への異物混入問題や「中国人を侮辱する宣伝写真」問題が取り沙汰されてきた中国の食品メーカー三只松鼠について、ポスターをめぐる新たな問題が浮上した。写真は問題のポスター。

2022年1月3日、中国メディアの観察者網によると、食品への異物混入問題や「中国人を侮辱する宣伝写真」問題が取り沙汰されてきた中国の食品メーカー三只松鼠について、ポスターをめぐる新たな問題が浮上した。

記事によれば、今回問題になったのは2019年3月に同社が実施したキャンペーン「331補脳節」の広告ポスター。ワイシャツに中国少年先鋒隊を象徴する「紅領巾」と呼ばれる赤いスカーフを着用した若い男女が描かれており、中国共産党によるかつてのプロパガンダポスター風のデザインとなっていた。

記事は、この広告ポスターが中国少年先鋒隊全国工作委員会(全国少工委)が05年に発表した「中国少年先鋒隊の旗、徽章、紅領巾、隊幹部マークおよびその図案を商標、商業広告、商業活動に用いてはならない」という規定に抵触していると紹介。20年にも上部組織である中国共産主義青年団も同様に管理規定を発表していると伝えた。

そして、同社が19年3月28日にポスターを掲載すると、現地の少工委から規定に抵触している旨の通告を受け、数日後の同4月1日に関連のイラストが付された宣伝素材や製品を撤去するとともに、コンプライアンス強化に取り組む姿勢を示したことを紹介している。

かくして騒動は収まったように見えたが、食品製品から生きたハムスターが見つかるなどの異物混入問題、目の細い中国人モデルを起用したポスターが「中国人を侮辱している」と批判を浴びた問題などにより同社に対する注目が高まる中で、過去の問題がネット上で再び掘り起こされ批判を浴びる状況に至った。

記事は、同社が今月3日に「近頃ネット上で2019年の広告デザインについて報じられ社会から注目を集めた件について、当ブランドを支援、信頼いただいている消費者や社会各界に対して心よりおわび申し上げる」とし、ワーキンググループを立ち上げて自社の広告、公式サイト、包装などのセルフチェックを行うとの声明を発表したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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