Record China 2022年1月3日(月) 17時30分
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北京市内の小学校で、教師2人とクラスの児童が“一丸”となって、女子児童1人に罵声を浴びせる「いじめ」を行った。女子児童は最初、事態を理解できないような表情だったが、しばらくして泣き出した。
中国では、北京市朝陽区内の第二実験小学校で、教室内にいた教師2人と居合わせた児童が“一丸”となり、女子児童1人に罵声を浴びせる「いじめ」を行った。女子児童は最初、事態を理解できないような表情だったが、しばらくして泣き出した。批判の声が高まり、学校側はいじめの被害にあった児童と保護者に謝罪し、教師2人の職務を停止した。
ネット上で「いじめ行為」の動画が拡散したことで、注目されるようになった。低学年の教室で、新年を祝う活動の練習が行われていた。男子児童1人が黒板の前に立ち、かなり大きな声で朗誦(ろうしょう)を行った。すると最前列に座っていた女子児童1人が両手で耳を押さえて後ろを振り返る動作などをした。かなり大げさな動作を見て、教室内にいた教師2人が怒りだした。
教師は「嫌な奴だ。離れろ! 後ろに行け!」、「今日は特別に楽しい日なんだ。お前は嫌がる。自分の録画を見てみろ。お前が嫌がる姿が全部、映っているぞ」などと、女子児童をののしった。すると同級生からも非難の声が出始めた。
教師2人は自らが女子児童をののしり続ける一方で学級全員が声をそろえて女子児童を非難するように誘導した。女子児童は事態を理解できないような表情をしていたが、しばらくしてうなだれて泣き出した。
事態を知った女子児童の保護者は、インターネットを通じて「このような教育方法には賛成できない。子どもの心に傷跡を残したり、同級生に排除される」と、教師のやり方を批判した。
学校側は12月31日付で、いじめの被害にあった児童と家族に謝罪し、該当する教師2人の職務を停止したなどと説明する文章を発表した。
同件を受け、インターネットには「幼いころの影はこのように、(心の奥底に)埋められる」、「この教師2人は匪賊だな」といった声が寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人)
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