人民網日本語版 2022年1月1日(土) 23時20分
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河北省文物考古研究院によると、約4カ月間の考古学的発掘を経て、同省衡水市桃城区において、明代末期から清代初期ごろのものとみられる大型酒造場遺跡が発見された。
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河北省文物考古研究院によると、約4カ月間の考古学的発掘を経て、同省衡水市桃城区において、明代末期から清代初期ごろのものとみられる大型酒造場遺跡が発見された。遺跡の発見は、中国伝統の白酒の一つ「老白干」の醸造技術の重要な実物証拠となる。河北省文物考古学会はこの酒造場遺跡を「2021年河北考古学特別新発見」に認定した。新華社が伝えた。
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今年3月、衡水市桃城区滏陽河東の旧市街地の立ち退きエリアで今年3月、酒醸造用の甕が発見され、現地の文化財当局が酒造場遺跡と判断し、8月から11月にかけて、考古学チームが前期調査、探査、後期発掘作業を完了させた。
酒造場遺跡の探査面積は約3000平方メートル、発掘面積は約500平方メートルに達した。遺跡の地層は、現代、民国、清、明の時代に分かれており、古代の酒の醸造施設や穴蔵、乾燥スペース、地面に掘った「発酵窖」など33カ所が見つかったほか、大量の陶磁器のかけらや金属、琉璃、貝殻なども出土した。
酒造場遺跡からは酒の醸造に関する完備された施設が発見されており、その製法の全体像を見ることができ、中国伝統の老白干の醸造技術の重要な実物証拠となっている。この遺跡の中庭式施設のレイアウトや構造、規模は中国でも非常に珍しい。華北エリアだけを見ると、考古学発掘を経た元(1271‐1368年)代以降の唯一の蒸留酒醸造施設遺跡となり、歴史的・文化的研究価値が極めて高い。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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