2021年11月5日、環球時報は、韓国の人気ネットドラマ「イカゲーム」をまねした子どもによる事故が海外でまた発生したとするロシアメディアの報道を伝えた。

記事は、ロシア・トゥデイの4日付報道を引用。近ごろ動画投稿アプリTikTok上では「イカゲーム」に登場する各種ゲームをまねる動画が盛んに投稿されており、中でも平らな板菓子に型押しされた絵柄を針で割れないように切り取る「型抜き」のチャレンジ動画が人気を集めていると紹介した。

その上で、オーストラリアのシドニーにある小児科医院ではこの1カ月で「イカゲーム」の型抜きにチャレンジするために飴（あめ）の生地を作ろうとしてやけどを負った子どもを3人受け入れ、うち14歳の少年は1年間の治療が必要な重傷を負っていたと伝えた。そして、医師が「型抜きに用いる板菓子は砂糖とソーダを高温で溶かす必要があり、熱湯より温度が高くなるうえ粘り気があるため、作成過程でやけどをするリスクが高い」とし、子どもに危険な行為をさせないよう保護者に呼びかけているとした。

また、同様のやけどの事故がオーストラリア以外に英国のバーミンガムなどでも起きていると紹介したほか、パナマではマフィア組織がハロウィーンのイベントで「イカゲーム」のシーンを「リアルに再現」し、8人が死亡する事態になったとも伝えている。（翻訳・編集/川尻）