米新型コロナ起源調査報告について中国外交部報道官がコメント

人民網日本語版    2021年11月1日(月) 18時0分

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米国が新型コロナウイルスの起源をめぐる調査報告書の機密解除版を発表したことについて、中国外交部の汪文斌報道官が10月31日、記者の質問に答えた。

米国新型コロナウイルスの起源をめぐる調査報告書の機密解除版を発表したことについて、中国外交部の汪文斌(ワン・ウェンビン)報道官が10月31日、記者の質問に答えた。

【記者】米国家情報長官室(ODNI)は10月29日、新型コロナウイルスの起源をめぐる調査報告書の機密解除版を発表したが、中国側としてコメントは。

【汪報道官】米情報機関が8月に、このいわゆる機密解除版報告書の要旨を発表した際に、中国は断固として反対する姿勢を表明した。新型コロナウイルスの起源解明は厳粛で複雑な科学的問題であり、世界中の科学者が協力して研究を行うべきだ。情報機関に指示して起源解明を行うこと自体が、起源解明問題を政治化していることの動かぬ証拠だ。その上、米情報機関は悪行にまみれており、その捏造と欺瞞の手口は世界の人々に知れ渡っている。

すでに80余りの国々が、世界保健機関(WHO)事務局長への書簡、声明、外交文書などの形で、起源解明問題の政治化に反対し、中国・WHO合同調査報告書を擁護する立場を明確に表明した。100余りの国や地域の300余りの政党、社会組織、シンクタンクが、起源解明の政治化に反対する共同声明をWHO事務局に提出した。これは国際社会の正義の声だ。

だが米側は国際正義を顧みず、なおも政治工作と情報機関による起源解明に執着している。これは起源解明に向けた世界の科学的協力をさらに損ない、新型コロナとの闘いにおける国際協力をさらに損ない、さらに多くの人命を失わせるだけだ。

米国が現在すべきなのは、外国への責任転嫁を止め、国内の新型コロナ対策と世界の協力に力を注ぐことであり、政治工作を止め、世界中の科学者による起源解明協力のために環境を整えることだ。そして、中国への非難や中傷を止め、国際社会の理にかなった懸念に応え、WHOの専門家を受け入れ、フォート・デトリック及び生物実験基地を公開することだ。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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