Record China 2021年11月2日(火) 13時10分
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ファーウェイが、IoTなど新技術を駆使した、これからの住環境を実感できる体験ショップを中国各地でオープンさせた。
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ファーウェイ(華為技術)は10月30日、IoT(モノのインターネット)など新技術を駆使した、これからの住環境を実感できる体験ショップを中国各地でオープンさせた。中国のニュース/ポータルサイトの網易はファーウェイの関連事業について、2020年に住宅の全スマート化戦略を打ち出して以来、歩みをますます加速させていると評した。
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網易記事によると、ファーウェイは10月30日、北京市、湖北省武漢市、湖南省長沙市、浙江省温州市、安徽省合肥市、四川省成都市、江蘇省南京市、福建省福州市など、全国の多くの都市で一斉に、住環境を実感できる体験ショップをオープンさせた。
中国ではここ数年、住環境関連の「スマート商品」が数多く登場してきた。便利で快適な新たな生活を歓迎する消費者も多く、住環境のスマート化は住宅関連市場の「新たな寵児」になった。関連商品は増え続け、市場規模も迅速に拡大した。しかしこれまでは、単発的あるいは単独の商品やソリューションの提供にとどまっていたという。
ファーウェイの場合、クラウド、チップ、ネットワーク、AIなどについての強大な技術力を動員し、さらに業界のパートナーと協力して、自社開発のハーモニーOSを土台としてアップグレード版の「1+2+N 住居丸ごとスマート化ソリューション」を打ち出したことが特徴だ。同方式によって家庭空間がスマート空間化され、エコシステムがスマート化され、住居の全場面がモデルチェンジされることになる。
ちなみに「1+2+N」の「1」とは接続、コンピューティング、記録、スマートサービスなどを提供する斬新なホスト・マシンを指す。「2」とは空間におけるインタラクティブハードウェアとインタラクティブソフトウェアを指す。「N」は、6つの空間サブシステムと4つの全室システムからなる細分化されたシステムのことだ。
中国で公開された動画を見ると、住居中における人のさまざまな行動について、デジタル技術が最適な状況を演出してくれることが分かる。例えばサンルームは「家庭内ジム」のスペースと想定されているが、着用したスマートウォッチが検出した心拍数や消費カロリーを目の前の大型モニターで確認できる。動画を鑑賞しながらの運動もできるし、運動の強度も選択することができる。
キッチンでは冷蔵庫、レンジフード、食器洗浄機、オーブンなどのいずれにもハーモニーOSが搭載されていて、IoTが高いレベルで実現されている。冷蔵庫はドアを開けないでも、中にある食品の新鮮度などを確認できる。ダイニングルームでは照明やBGMを簡単に決定でき、家庭にいながらにして「高級レストランと同様のムードあるディナー」を堪能できる。
それ以外にも寝室では就眠、熟睡、起床に適した環境が提供され、書斎ではスマートフォンとタブレット、PCを結合して、例えばテレワークの際などにも作業効率向上のための条件が整えられる。デジタル技術やIoTなどを駆使することにより、最適な住環境を滞りなく実現させることが、ファーウェイの提案には盛り込まれている。
網易記事によると、ファーウェイによるこのたびの体験ショップの一斉オープンは、まだ手始めにすぎない。計画によると、今年末までに50都市以上に50店舗以上をオープンさせ、都市ごとに異なる提案をするという。
販売についてはパートナーを募集中であり、住居空間のスマート化のけん引者として、5年内に500万セット以上を売り上げることを目標にするという。(翻訳・編集/如月隼人)
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