中国の女優ファン・ビンビン（范冰冰）と俳優リー・チェン（李晨）が28日、SNSの投稿から広まった過去の結婚・離婚のうわさについて相次いで否定した。

弁護士を名乗る人物がこのほど中国版ツイッター・新浪微博（ウェイボー）で、2018年に発生したファン・ビンビンの巨額脱税騒動について、その裏事情とする一連の流れを投稿し、注目された。文章には某有名女優に18年春、メディア関係者の告発によって脱税疑惑が浮上し、慌てた女優が政財界の実力者に助けを求めたこと、その時の仲介者に詐欺行為があったことなどが書かれている。

さらに同女優が当時は既婚で、夫の俳優は国外で映画の撮影中だったが、帰国してすぐ離婚したとの記述もある。一連の内容がファン・ビンビンの事件に全て当てはまることから、当時は婚約中だったリー・チェンと、実は結婚していたのではないかとネットで注目された。

28日、ファン・ビンビンがウェイボーで問題の投稿をシェアする形で、内容が全て根拠のないデマだと否定。リー・チェンのマネジメント側もウェイボーを通じて声明文を公表し、「ネットは無法地帯ではない」という批判の言葉とともに、法的措置を行う用意があることを表明。ネットユーザーからも、一罰百戒の意味も込めて徹底的に戦うべきだとの声が上がっている。

なお、ファン・ビンビンとリー・チェンはドラマ共演を通じて恋人関係に発展し、15年5月に交際を公表。17年9月に婚約を発表し、18年1月にはファッション誌「ELLE」のバレンタインデー特集に2人で登場して結婚目前を示していたが、18年春にファン・ビンビンの巨額脱税疑惑が浮上。同6月末には婚約を解消し、別れたことを正式に明らかにしている。（Mathilda）