中国の第14回全国体育大会の開幕式は15日午後8時、陝西省西安市のオリンピックスポーツセンタースタジアムで開かれた。習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席が開幕式に出席し、大会の開幕を宣言した。

4年ごとに開催される中国最大のスポーツの祭典である全国体育大会、今大会は初めてオリンピックと同じ年に開催され、54種目の595競技が設けられている。そのうち、選手向けの項目は35種目の410競技、一般市民向けの項目は19種目の185競技となっている。1万2000人以上の選手が決勝戦に出場する予定。

大多数の競技は陝西省で行われるほか、セーリング、カヌースラローム、サーフィン、ブレイクダンス、フェンシング、サイクリングトラックの6競技が他の省や市で行われる。

今大会は15日から29日までの2週間で行われるが、一部の種目は事前にスタートし、飛込や射撃、サイクリング、水球などの種目はすでに金メダルが選出されている。

開幕式では、民族のルーツや延安の魂、中国の夢をテーマにしたパフォーマンスが演出された。

今大会は感染症対策について、ワクチン接種や核酸検査、健康チェックなど閉鎖式の管理措置を実施する。また、選手向けのドーピング検査に、200人以上のドーピング検査員（Doping Control Officer：DCO）が配属され、史上最も厳しい態勢となっている。