Record China 2021年9月9日(木) 5時20分
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中国紙・環球時報は8日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドの報道を引用する形で、「カンボジアのプノンペンが中国の助けのおかげで世界でワクチン接種率が最高の首都に」とする記事を掲載した。資料写真。
中国紙・環球時報(電子版)は8日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)の7日付報道を引用する形で、「カンボジアのプノンペンが中国の助けのおかげで世界でワクチン接種率が最高の首都に」とする記事を掲載した。
記事によると、カンボジアのフン・セン首相は5月の地域フォーラムで、新型コロナ対応における中国への依存について鋭く質問され、「中国に助けを頼まずに、誰に助けを求めるのか」と答えた。
4カ月後、フン・セン首相の率直な北京への傾倒は、ウイルスによって引き起こされた苦難に少なくとも一つの利点をもたらした。
カンボジアは、中国の「ワクチン外交」の主な受益者の一つだ。同国の保健当局によると、1600万人の人口のうち、成人の95%を含む70%以上が1回目のワクチン接種を終え、2回目の接種を終えた割合は55%に近づいている。
カンボジアを拠点とする投資顧問会社、メコン戦略パートナーによると、約200万人が住むプノンペンは現在、1人当たりで世界で最もワクチン接種を受けている首都でもある。同国のワクチン接種計画は予定より8カ月早く始まり、近隣諸国より1年も早く完了するとみられる。同国が受け取ったワクチン3000万回分のうち2700万回分以上が中国から来ている。そのほとんどが寄贈されたものではなく購入したものだが、ワクチンの供給が深刻な課題となる中で、列の先頭にいることはとても重要だ。
メコン戦略パートナーのパートナーであるオーストラリアの元銀行家、スティーブン・ヒギンズ氏は、「カンボジアでもデルタ株が確認されたが、ほとんどの人がワクチン接種済みなので、猛威を振るうというところまでは至っていない」と述べている。(翻訳・編集/柳川)
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