復旦大学、着用できる電池を開発―中国

人民網日本語版    2021年9月4日(土) 11時50分

拡大

外出時に充電器やモバイルバッテリーを持つ必要がなく、着ている服で携帯電話のワイヤレス充電が行える。これはSF映画のシーンのようだが、徐々に実現しつつある。

外出時に充電器やモバイルバッテリーを持つ必要がなく、着ている服で携帯電話のワイヤレス充電が行える。これはSF映画のシーンのようだが、徐々に実現しつつある。

これは復旦大学高分子科学学部の彭慧勝(ポン・フイション)氏のチームが取り組んでいる研究だ。チームはこのほどシステムにより、繊維状リチウムイオン電池の内部抵抗が長さに従って変化する法則を解明し、ポリマー複合活性材料と繊維電極界面の安定性の難題を効果的に解決した。良好な安全性と総合的な電気化学性能を兼ね備えた新型繊維ポリマーリチウムイオン電池を連続的に構築した。

長さ1メートルの場合、電池のエネルギー密度は85.69Wh/kgに上る。心拍数モニターや血中酸素測定計などの商用ウェアラブルデバイスに2日以上の電気量を提供できる。

これを一般的な織物と共に編むことで、携帯電話とタブレットPCの充電が行える。折り畳んでも、水で洗っても影響はない。外部の力による破壊を受けると、一般的な電池は燃焼・爆発しやすい。しかし実験によると、織物電池は車にひかれ、刃物で刺された場合も安定を維持できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携