人民網日本語版 2021年9月3日(金) 14時40分
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2016-20年に中国の研究開発者が急増し、年平均増加率が7%を上回った。資料写真。
「中国科学技術人材発展報告書(2020)」が8月27日、北京市で発表された。同報告書によると、第13次五カ年計画期間中(2016-20年)に中国の研究開発者が急増し、年平均増加率が7%を上回った。2016年の年間387万8000人から2020年の年間509万2000人に増え、数年連続で世界一を維持している。トップレベルのチームとイノベーション人材が急増した。クラリベイトが昨年11月に発表した2020年世界高被引用論文科学者6167人のうち、中国大陸部からの入選者は770人で世界2位に浮上した。光明日報が伝えた。
人材構造の面では、同報告書によると、研究開発者のうち大卒かそれ以上の学歴の人が占める割合は19年は63.6%で、2015年は50.5%だった。博士号取得者は8.5%で、2018年より大幅に上昇した。企業研究開発者フルタイム当量が占める割合は76.4%で、研究開発者の中心になった。
年齢を見ると、過去5年間でより多くの若手科学技術人材が輩出した。統計によると、2019年国家自然科学賞の受賞成果完成者の平均年齢は44.6歳で、60%以上の完成者が45歳未満の若手人材だった。筆頭完成者の年齢が45歳未満の成果は7件、チームの平均年齢が45歳未満のプロジェクトは26件で、56.5%を占めた。最も若いチームの平均年齢は35歳しかない。リーダー人材の状況も同様だ。中国科学院の院士は19年に64人増えたが、その平均年齢は55.7歳で、60歳とそれ以下が占める割合が87.5%だった。
科学技術人材の分布は、地域科学技術のイノベーション力に関わる。同報告書の統計によると、中国の科学技術人材は近年、東部及び少数の中西部中心都市への集中を加速しており、東北と西部の一部の発展途上地域の人材流出が激化している。
中国の研究開発者は主に経済が比較的発展している東部地域に集中しており、東部10省・直轄市が全国研究開発者の65.6%を占めている。東北地域の研究開発者の割合が最も低く、全国のわずか3.9%。中部6省は17.8%、西部12省(自治区・直轄市)は12.7%。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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