Record China 2021年8月25日(水) 14時20分
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24日、韓国・国民日報は「空軍、海軍に続き陸軍でも女性下士(軍曹)が性的被害を受け自殺を図った」と伝えた。資料写真。
2021年8月24日、韓国・国民日報は「空軍、海軍に続き陸軍でも女性下士(軍曹)が性的被害を受け自殺を図った」と伝えた。
記事によると、女性下士は昨年4月に任官。部隊に配属されて1週間後、直属の上官である中士(曹長)から交際を申し込まれたが断った。その後、中士からストーカー行為やセクハラ、業務での報復、脅迫などを受けるようになったという。女性下士が8月初旬に部隊に訴えた結果、中士は9月初旬に懲戒解任処分を受け、転役(除隊)した。しかし、本来は軍刑法で扱うべきこの事件を当時、師団法務室は一般懲戒案件に分類しており、そのため中士は刑事処罰を受けず転役したという。女性下士側はこのことを問題視し、「当該部隊と師団法務室の対応は不適切だった」と主張している。
女性下士の姉は今月20日、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の国民請願掲示板に事件について投稿し、「事件の申告を阻止しようとする懐柔や合意の説得などがあった。加害者と被害者の分離という適切な措置もなかった。さまざまな2次被害があり(妹は)部隊転出を選択したが、状況は良くならなかった」と訴えている。また、「健康だった妹はストレスによりさまざまな不調を抱えるようになり、1年以上も苦痛の中にいる。数度にわたる自殺未遂の末、現在は精神科に入院している」とも述べている。
陸軍は24日、「当時、被害者の刑事告訴の意向が確認されず、懲戒の手続きから迅速に進めた」「加害者と被害者の分離も申告の翌日から行われたと承知している」と釈明している。
韓国軍では海軍、空軍でも、女性兵士が上官からセクハラに遭い自殺する事件が発生している。今回の被害者の陸軍女性下士は、空軍のセクハラ被害者死亡事件を機に設けられた国防部の特別申告期間に、改めて事件の申告を行ったという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「性犯罪の加害者は身柄を拘束してクビにし破滅させるべきだ」「加害者の個人情報を公開して、表の世界に出てこられないようにしよう」「監獄行きにしてほしい」「性犯罪に関わった軍人は無条件で罷免にすべき。懲役刑も最大5年じゃなく最少5年からにすべき」「ここまで来たら国防部長官は辞任すべきじゃないか」など、厳しい意見が多く寄せられている。
また、「恐ろしくて娘を軍隊などに入れられない」「あとどれだけ女性兵士が死んだら目を覚ますのか」「嫌だと言っている人間になぜ性的なことをしたいのか。恥ずかしくないのか」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
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