Record China 2014年5月15日(木) 1時24分
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13日、子供が暗い部屋で寝るのをを怖がるため、小さなナイトライト(保安灯)を買ってあげたい。でもナイトライトを使うと、子供の成長が早まるなど、発育に影響が出るという見方がネット上にあり心配。そんな保護者も少なくないだろう。資料写真。
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2014年5月13日、子供が暗い部屋で寝るのをを怖がるため、小さなナイトライト(保安灯)を買ってあげたい。でもナイトライトを使うと、子供の成長が早まるなど、発育に影響が出るという見方がネット上にあり心配。そんな保護者も少なくないだろう。ネット上を見ると、確かに夜間の照明が子供の正常な発育に影響を及ぼすという見方が存在している。このような情報は本当なのだろうか?子供が暗い部屋を怖がる場合、どうすればいいのだろう?金陵晩報が報じた。
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▼動物実験は発育が早まるリスク示唆
南京市児童病院の内分泌科の専門医、劉倩[王奇](リウ・チエンチー)医師は、取材に対して次のように説明した。
「ナイトライトが子供の発達を早める」という見方があるのは、光線が「視床下部、脳下垂体、内分泌系」に影響を与える可能性があるからだろう。うち、よく言及されるのはホルモンの1つメラトニンで、これは人のバイオリズムや睡眠、成長、老化と関連している。医学界でもメラトニンの分泌により、性腺刺激ホルモンの増加による思春期早発が避けられると考えられている。メラトニンの分泌は光により抑制される。メラトニンは、夜に暗くなってくると分泌量が増え、光を浴びると分泌量が減少する。
上記の理由から、浴びる照明光の量が多すぎると、子供のメラトニンの分泌量に影響を及ぼし、早熟のリスクが高まるとの見方がある。またマウスが照明光を長時間浴びると、発育が早まることを示す動物実験もある。しかし、照明光の人に対する影響を示す本格的な研究データはまだない。また、一連の関連報道もあるが、否定的な見方も存在する。
劉医師は、「このように、夜間照明は関連のリスクを高めるというのが、今存在する1つの見方。医師達は、念のため、子供が夜間に長時間照明光を浴びることがないよう、保護者達に呼び掛けている」と語る。
▼子供が暗くなるのを怖がる時は?
寝る前に小さな照明器具を少し付け、子供が寝付いたら消す程度で、長時間点けているのでないなら、深刻な影響を及ぼすことはないため、保護者は過度に心配する必要はない。最も注意すべきは、大人が使う電子機器から出る光だ。
劉医師は、「現在、多くの大人が『夜行性』になっている。携帯やiPad、パソコンなどの電子機器は、照明光より強い光の発生源となる。その光は、子供の睡眠のリズムなどを乱す可能性が高い。保護者は、子供が寝ている部屋でパソコンを使い動画を見たりすることがないように」と注意を呼び掛けている。
また子供が暗くなることを怖がることに関して劉医師は、「子供は生まれつき暗いことを怖がるわけではない。ほとんどの子供は、徐々に社会に接するようになり、物心がつき始める3歳ごろから暗い場所を嫌がるようになる。実際には、大人が無意識のうちに、そのような観念を子供に植え付けているから」とし、「子供が怖がるような、刺激的なテレビ番組などを見せることがないよう、保護者は注意しなければならない。また、子供が『暗い』ことに対してマイナスのイメージを持つことがないよう、『暗い』というのは周囲が見えにくくなることで、特別な状況ではないと教えなければならない」と呼び掛けている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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