中国の孔鉉佑（コン・シュエンヨウ）駐日大使がこのほど、中央広播電視総台のオリンピック特別番組によるインタビューに応じた。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。

「中国にとって東京五輪は対外交流の機会か」との質問に、孔大使は「中国にとってオリンピックの各大会は、いずれもスポーツを通じて友人を作り、外国の対中理解を増進する機会だ。長年にわたり、中国代表は五輪競技場で見せる競技水準や奮闘精神で外国に注目され、称賛されてきた。彼らは今大会でも世界の観衆に素晴らしいパフォーマンスを見せ、中国の民族精神と中国のスポーツ選手の精神性を示してくれるものと信じる」と回答。

「競技場外でも、中国はさまざまな方法で東京五輪にオールラウンドに参加する。複数の中国企業が東京五輪や各国選手団のスポンサーとなっており、オリンピック関連の多くのスポーツ用品や関連製品が『メイド・イン・チャイナ』だ。中国中央テレビは300人余りの専門チームを派遣して、東京五輪の国際中継作業を担う。これらは世界が中国への理解を深めるための窓口となるだけでなく、中国経済・社会の急速な発展を側面から反映し、中国が日増しに国際的に重要な役割を果たすようになっていることを示すものでもある」とした。

また孔大使は、「われわれは来年、予定通りに北京冬季五輪を成功させることへの自信に満ちている。東京五輪を契機に、北京冬季五輪を力強く世界にPRし、来年の順調なバトンタッチを実現していく」と述べた。（提供/人民網日本語版・編集/NA）