Record China 2021年7月20日(火) 11時20分
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中国紙・環球時報は、在韓日本大使館の高官が発した不適切な発言が物議を醸していると報じた。
中国紙・環球時報は18日、在韓日本大使館の高官が発した不適切な発言が物議を醸していると報じた。
在韓日本大使館のナンバー2に当たる相馬弘尚公使が、このほど韓国のテレビ局JTBCの記者と面会した際、菅義偉首相との会談を望む文在寅(ムン・ジェイン)大統領について「マスターベーション(自慰行為)をしている」などと不適切な発言をしたとされる。
相馬氏の発言について、相星孝一大使は事実関係を認め、「外交官として不適切な発言で極めて遺憾」として厳重注意を行ったことを明らかにした。
この発言は韓国世論の強い反発を招いた。韓国・聯合ニュースは「相馬氏と韓国人記者の面会は私的なものとはいえ、このような下品な言葉が外交官の口から出るとは信じがたい」と評した。また、李洛淵(イ・ナギョン)元首相は「これは日本外交の恥だ。韓国は未来志向の韓日関係を構築するために努力してきた。しかし、日本側が妄言を吐き、両国関係に水を差している」と述べたという。
遼寧社会科学院朝鮮韓国研究センター首席専門家の呂超(ルー・チャオ)氏は、「日韓関係は現在、歴史的な低迷期にあり、対立感情が深刻。これは両国の民間だけでなく政府にも現れている」と指摘。「日韓の対立は東京五輪期間中も激化する可能性があり、五輪後も解决が難しい。敏感な事件が引き金となり、一触即発になる可能性がある」との見方を示した。
この騒動をめぐっては、ドイツメディアのドイチェ・ヴェレが19日、文大統領が東京五輪期間中の訪日を見送ったことを伝え、「日本の外交官の下品な発言が、二国間協議の最後の一撃となった」と報じている。(翻訳・編集/北田)
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