Record China 2021年7月19日(月) 10時0分
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東京五輪出場のため成田空港に到着した中国卓球チームにまとわりついた者がいた(写真)。中国メディアは日本の感染拡大防止策は「たるんでいる」と評した。
中国メディアの観察者網は18日、東京五輪出場のため17日に成田空港に到着した中国の卓球チームがマスクをきちんと着用しないファンにつきまとわれたと紹介した。日本語で制止されたが、意に介さなかったという。
記事は、成田における感染症防止対策が「たるんでいる」と評した。大会組織委員会は2メートルの安全距離を保つよう求めているが、メディア関係者だけでなく一般の人々も実際には極めて接近したという。
中国の卓球チームの場合、人気がある劉詩雯選手に駆け寄って、記念撮影を求める者がいた。マスクは着用していたが、鼻の部分は覆われていなかった。「事実上のノーマスク」とも言える着用方法だ。記事は、選手団に接近したものを制止する警備員などはいなかったと紹介した。
中国で出回っている動画では「やめてください」、「それは失礼なことじゃないですか」、「ルールを守って!」との声が聞こえている。言葉の調子から、中国人が発した日本語と考えて間違いないだろう。ただし、日本人にもはっきりと理解できるはずの発音だ。しかし、選手団に近づいた者が反応する様子はない。
観察者網によると、中国の代表団だけでなくその他の国の代表団についても同様の減少が発生したおり、日本の警察も管理の強化を約束したという。
記事は、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は「7月1日から16日までに入国した選手や関係者は約1万5000人で、新型コロナウイルス感染が確認されたのは15人。0.1%と低い確率だ。これを見れば対策は整っているし、機能している」と発言したと紹介した。
記事は続けて、「現在の成田空港の感染症防止対策、特に民衆と入国する代表団の距離管理は基準を全く満たしておらず、関係当局の管理が非常にたるんでいることが、この事実によって明らかに示された」と批判した。(翻訳・編集/如月隼人)
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