人民網日本語版 2021年7月6日(火) 18時30分
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中国と英国の科学者からなる研究チームは新たな古人類を発見し、その所属する支系が現代人と最も近い類縁関係を持つ可能性があると発表した。写真は竜人の復元図と竜人の頭骨の化石。
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黒竜江省ハルビン市で見つかった、現在知られているうち最大のヒト属の頭骨の化石に関する研究に基づき、中国と英国の科学者からなる研究チームは、この頭骨が新たな古人類であり、その所属する支系が現代人と最も近い類縁関係を持つ可能性があると発表した。化石が黒竜江省で発見されたため、科学者はこの新たな人種を「竜人」と名付けた。新華社が伝えた。
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関連する研究成果はすでに、学術誌「創新(イノベーション)」に掲載された。
同研究に参加した、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の倪喜軍(ニー・シージュン)研究員によると、この竜人の頭骨は今から14万6000年前から30万9000年前の間のもので、原始と進歩の特徴を兼ね備えている。例えば大きく角ばった目の周り、厚く長い眉尻などの原始的な特徴があり、同時に低く平らなほお骨がある。
この頭骨は非常に大きく、その大きさはホモ・サピエンスの頭骨を約5分の1上回る。1420ミリリットルでホモ・サピエンスに相当する脳の容量は、竜人がすでに高い知力を持っていたことを意味する。竜人はアジアの北方地域に広く分布していた可能性がある。研究者の推測によると、この頭骨は約50歳かそれより若い男性のもので、非常にたくましく、高緯度地域の寒冷気候に適していた。ホモ・サピエンスと同じく狩猟、採集、さらには漁獲によって生活していたという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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