NSA、傍受用回線でメルケル氏などの外国の高官を監視

CRI online    2021年6月1日(火) 10時0分

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デンマークの公共放送DRによりますと、米国家安全保障局は、デンマーク国防省傘下の国防情報庁との協力関係を利用して、隣国の政府高官を監視しています。写真はコペンハーゲン。

デンマークの公共放送DRによりますと、米国家安全保障局(NSA)は、デンマーク国防省傘下の国防情報庁(FE)との協力関係を利用して、隣国の政府高官を監視しています。

DRによりますと、これはデンマークがNSAにおける米国の演じる役をめぐり、内部調査をした際に究明されたものです。調査の結果、NSAはデンマーク諜報機関の通信傍受用回線を利用して、スウェーデン、ノルウェイ、フランス、ドイツの高官に対し監視を行ってきました。対象者には、ドイツではメルケル首相、フランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)元外相、ペール・シュタインブリュック(Peer Steinbruck)元野党党首などが含まれています。

なお、フランクワルター・シュタインマイヤー元外相はドイツ国営第一放送(ARDテレビ)に対し、「政治的視点からみれば、これはスキャンダルだと私は思う」という考えを示しました。

DRによりますと、元CIA職員のエドワード・スノーデン氏が2013年にNSAの監視プログラムを告発したことを受け、デンマークの国防情報庁は翌年に当該内部調査を起動させたということです。(提供/CRI

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