米NYで暴行被害に遭ったアジア系女性、攻撃者を許し「彼のために祈った」―中国メディア

Record China    2021年5月23日(日) 20時30分

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米ニューヨーク市のマンハッタンでホームレスの男に蹴り倒されるなどしたアジア系女性がこのほど、攻撃者を許したとした上で、「彼が祈りを必要としていると感じたので、私は彼のために祈った」などと語ったという。

中国紙・環球時報によると、米東部ニューヨーク(NY)市中心部のマンハッタンでアジア系女性がホームレスの男に激しく蹴り倒される様子を収めた映像がソーシャルメディアで拡散し、米社会に衝撃が広がった事件で、被害者の女性がこのほどテレビ番組のインタビューで、攻撃者を許したとした上で、「彼が祈りを必要としていると感じたので、私は彼のために祈った」などと語ったという。

65歳のフィリピン系女性のビルマ・カリさんは今年3月29日、教会に向かう途中で、38歳のホームレスの男から頭を蹴られるなどした。現場前のビルの中には警備員らがいたが、全く助けようとしない様子を収めた動画が公開され、米社会に衝撃が広がった。

ニューヨーク・ポストの20日付報道によると、カリさんはこのほど、テレビ番組のインタビューで、「これが私が彼のためにできる唯一のことだ。彼がいつの日か、自分を改めたり、適切な治療方法を見つけたりできることを願っている」と語った。

事件で重傷を負ったカリさんは、「身体的には順調に回復しているが、精神的、感情的にはまだ正常な状態に戻っていない」とも話している。(翻訳・編集/柳川)

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