2度のワクチン接種まで終えたのに…文大統領夫人が米韓首脳会談に同行しない理由は?

Record China    2021年5月19日(水) 14時20分

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韓国の文在寅大統領は19日午後、米韓首脳会談のために渡米するが、同行するメンバーに夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏は含まれていない。写真は文大統領夫妻。(韓国大統領府フェイスブックアカウントより)

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日午後、米韓首脳会談のために渡米するが、同行するメンバーに夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏は含まれていない。韓国・中央日報がその理由について報じている。

記事によると、文大統領と金氏は6月初めに英国で開催される主要7カ国首脳会議に出席するため、3月に1度目の新型コロナワクチン接種を終えていた。ところが米韓両国は4月16日に「5月末に首脳会談を開催する」と共同で発表。英国訪問前に訪米のスケジュールが追加されたため、大統領府は急いで訪米随行団を決定し、大統領夫妻も4月30日に2度目のワクチン接種を行った。米国からは徹底した防疫措置を要求されており、首脳会談の日程は2度目の接種から2週間以上が経過した5月21日に確定。随行団も最少人数に縮小され、この過程で金氏はメンバーから除外されたという。

しかし、記事は「防疫以外の理由も挙げられる」と指摘。そのうちの一つは米国初の「働くファーストレディー」であるジル・バイデン大統領夫人への配慮というもの。ジル夫人はバイデン大統領の当選後も教師の仕事を継続しており、金氏が同行してもジル夫人と会う日程を調整するのは難しいとみられているという。文大統領に先立ち4月に訪米した菅義偉首相も、夫人は同行していない。

これまで金氏は持ち前の社交的な性格を生かし、数々の外交の場で文大統領をサポートしてきた。過去の訪米時にはメラニア前米国大統領夫人と良好な関係を結び、2018年にはホワイトハウスにおいて夫人同士の昼食会も実現。また、同年の南北首脳会談では北朝鮮李雪主(リ・ソルジュ)夫人と手をつないだり腕を組んで歩いたりする様子が公開され、17年のフィリピン訪問時には大ヒット曲「江南スタイル」に合わせてダンスをする姿も話題になった。

しかし、必ずしも肯定的な評価だけではないという。19年のラオス訪問時には空港で文大統領よりも先に専用機を降りて歩く姿が物議を醸し、18年のチェコ訪問時には文大統領を見失った金氏が「私の夫はどこ?」言いながら大統領に走り寄る様子が周囲を驚かせた。また記事は、「金氏が18年に軍用機に乗って単独でインドを訪問したことも、野党の批判を買った」と伝えている。

この報道を見た韓国のネットユーザーからは、「税金の無駄遣いだから行かなくていい」「タダで海外旅行するチャンスを逃しちゃったね」「夫妻が一緒にいる写真を見ると、金氏が大統領で文氏が秘書みたい」「たくさん服を持ちすぎ。生活に苦しむ国民のことは眼中にないんだな」「一国の大統領夫人が『私の夫はどこ?』なんて言いながら走る姿は品性に欠ける」「海外訪問の度に恥ずかしく感じてたから、行かなくてよかった」など、金氏に対する否定的な声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山

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