「孔子学院は中国政府の出先機関」、シカゴ大教授108人が契約更新反対の署名活動―仏メディア

Record China    2014年5月8日(木) 0時11分

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5日、仏国際ラジオ放送・RFI中国語版サイトによると、シカゴ大学の教授108人はこのほど、同大学に設置された中国語教育機関・孔子学院の契約更新反対の署名活動を行った。資料写真。

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2014年5月5日、仏国際ラジオ放送・RFI中国語版サイトによると、シカゴ大学の教授108人はこのほど、同大学に設置された中国語教育機関・孔子学院の契約更新反対の署名活動を行った。

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全米に400カ所以上設立されている孔子学院は、中国政府から中国語教師と中国語教材が無償で提供されるため、比較的経営にゆとりのない大学にとっては魅力のある教育機関だ。シカゴ大学やスタンフォード大学、コロンビア大学といった有名大学も、キャンパス内に孔子学院を設置している。

しかし先日、シカゴ大学の教授108人が大学側に、今年9月に切れる孔子学院との契約を更新しないよう求めた署名入りの請願書を提出した。同大学の孔子学院で働く中国語教師3人の人件費のほかに、教育や研究計画に必要な資金のほとんどが中国政府の国家漢語教育指導弁公室(漢弁)から支払われていることから、教授たちは「孔子学院での授業が政治色の濃いものになる」との強い懸念を示している。

請願書は、「中国政府の意向で大学職員や講義内容が決定するのは『学問の自由』に反する」と批判。昨年7月に閉鎖されたカナダのマクマスター大学・孔子学院でも、「漢弁から派遣された中国語教師たちが天安門事件や台湾問題など敏感な問題に触れぬよう指示されていた」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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