「中国のGDPは世界一ではない」突如中国が謙遜し始めた理由とは―米メディア

Record China    2014年5月7日(水) 5時40分

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5日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは、在米華人ジャーナリスト、何清漣氏のコラム「統計捏造(ねつぞう)が引き起こした中国の“国際抗争”」を掲載した。資料写真。

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2014年5月5日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは、在米華人ジャーナリスト、何清漣(ホー・チンリエン)氏のコラム「統計捏造(ねつぞう)が引き起こした中国の“国際抗争”」を掲載した。

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先日、世界銀行の報告書「国際比較プログラム」が発表された。購買力平価(PPP)換算のGDPで中国が年内に米国を抜き世界一になるとの見通しが示された。世界的大国としての復興を目指す「中国の夢」が早くも達成されるわけだが、中国政府は決して喜んではいない。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、「中国が世界一のGDP」の報告書を撤回させようと中国は抵抗を続けてきた。結局、関連する経済統計の開示を拒んだほか、報告書には「中国国家統計局は国家比較プログラム発表の結果を公式統計データとは認めない」との注釈まで記載されることになった。中国の台頭が注目されることで、国際的な圧力が高まることを恐れたためだとみられている。

「中国を恐れた欧米諸国はありもしない中国の衰退を吹聴している」と主張してきた中国政府が、中国世界一の報告書を否定するために抵抗を続けるとは何とも不思議だ。そう何氏はからかっている。

実態を把握することを仕事とする民主主義国家の統計と違い、中国では国家の繁栄をアピールすることが統計部門の任務となる。そのため公的な統計には都合のいいデータしか記載されず、都合の悪い情報は内部資料として扱われているという。(翻訳・編集/KT)

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