日本に対して幻想を抱かなければ失望することもない―中国・環球時報社説

Record China    2021年4月7日(水) 18時20分

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環球時報は6日、日本の茂木敏充外相と中国の王毅国務委員兼外交部長が5日に電話会談したことを受け、「中国は日本に対して幻想を抱かなければ失望することもない」とする社説を掲載した。資料写真。

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は6日、日本の茂木敏充外相と中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外交部長が5日に電話会談したことを受け、「中国は日本に対して幻想を抱かなければ失望することもない」とする社説を掲載した。

社説は、両国外相の会談について、「両国間の実務協力の強化や、東京五輪と北京冬季五輪の開催における相互支援など、多くの共通点に達した一方で矛も交え、茂木氏が釣魚島(日本名:尖閣諸島)や新疆、香港などの問題に言及すると、王氏は、日本は中国に対して偏見を持つ一部の国に同調すべきでなく、手をあまり長く伸ばすべきでないと直言した」とした。

その上で、「最近の日本は、米国による対中圧力に追随し足並みをそろえ、中日関係の改善の勢いに影を落としている」とし、菅義偉首相が今月中旬に予定している訪米に先立って「日本は米国の日和見主義的な傾向を喜ばせるために中国に対して強硬な姿勢を示している」とした。

また、「中日関係には昨年、新たな揺れ動きがあった。新型コロナ流行初期に両国は『風月同天』だったが、米国内で感染が拡大しトランプ政権がその責任を中国になすりつけて極端な対中路線に転向すると、日本の対中政策も揺らぎ始め、中日関係は新たな振動の時代に突入した」とした。

社説は、「中日関係の新たな振動が告げていること」として、日本について「かなり信頼できない国であり、外交における自主的な能力はあまりにも低く、米国の影響力は絶対的であり、その上、外交における道徳観もとても低い」と主張。さらに「歴史上繰り返し中国に危害を加えてきた国であり、常に中国に偏見を抱き、米国にぺこぺこしてきた。外交における本性は、正義を守ることではなく、力に屈することだ」とも主張。「中日関係が良くなることはないと予想されるのだから、われわれは幻想を抱く必要はない」と論じている。(翻訳・編集/柳川)

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