Record China 2021年3月30日(火) 20時20分
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北朝鮮の金正恩総書記の妹である金与正副部長が、韓国の文在寅大統領が北朝鮮のミサイル発射について「望ましくない」と批判したことに対し、強い言葉で反発を示した。写真は平壌。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)副部長が、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対し、強い言葉で反発を示した。30日、韓国メディア・TV朝鮮が伝えた。
記事によると、文大統領は26日、「西海守護の日」の記念式典に出席し、「北朝鮮のミサイル発射に対し韓国の国民は大きな懸念を抱いている」「米・韓・北の3国が対話を続けるために努力する時なのに、その雰囲気に水を差す行為は望ましくない」と北朝鮮を批判した。
これに対し、金与正副部長は30日、文大統領が2020年7月に韓国の国防科学研究所を訪れて弾道ミサイルの試験発射について述べた際の発言に言及し、「韓国が試験発射をした時は『朝鮮半島の平和と対話のため』と言いながら、われわれの時には『韓国の国民が懸念している』『対話の雰囲気に水を差す』などと言って批判するのは、ずうずうしすぎて驚愕を禁じえない」と非難した。
また、「その非論理的で厚顔無恥な態度は、われわれの自衛権に対し『国連安全保障理事会の決議違反』だの『国際社会への脅威』だのと文句を言う米国の『盗人的な主張』とうり二つであり、まるで『米国産のオウム』だと褒めてやりたい」との言葉で反発を示したという。
韓国の統一部も30日、この談話に対して強い遺憾の意を表明。「互いに向けた言動においては、いかなる瞬間も最低限の礼儀を守るべき」とし、「米・韓・北の3国が対話を続けるために努力することが、朝鮮半島の平和の進展にとって唯一の正しい道というのが韓国政府の一貫した立場」と強調した。
この報道を見た韓国のネットユーザーからは、「こういう発言に対してはっきり批判できない今の政権は本当に情けない」「文政権は『遺憾だ』程度しか言い返せないのか」など、文政権に対する批判の声が寄せられている。
一方で、「恥ずかしいから、いいかげんにやめて下さい」「中国産のオウムなのに、米国産のオウムと言われたから政府が怒ったんだな」「北朝鮮産のオウムじゃなかったの?」「彼女は知らないんだな。米国のことも嫌いなコウモリだぞ」「オウムは知能の高い鳥だ。どうせなら鶏と言えばいいのに」など、皮肉めいたコメントも数多く見られた。(翻訳・編集/丸山)
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